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DREAMS COME TRUE、初のオンラインイヴェント初日公演がついに開幕!オフィシャルレポート

October 19, 2020 14:30

DREAMS COME TRUE

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DREAMS COME TRUE、初のオンラインイヴェント初日公演がついに開幕!オフィシャルレポート

ドリカム初のオンラインイヴェント『DREAMS COME TRUE WINTER FANTASIA 2020 ‒ DOSCO prime ニコ生 PARTY !!! ‒』初日公演がついに開幕。10月17日(土)に開催された幕張イベントホールのはずだった編レポートをお届けする。

多くのアーティストが趣向を凝らしてオンラインでのライヴに取り組む中、DREAMS COME TRUEが投じた一手は、「オンライン・イヴェント」という、ある意味で予想外の形だった。

まずはこのイヴェントの背景から説明すると、もともと予定されていた全国ツアー『WINTER FANTASIA 2020』がコロナ禍での中止を余儀なくされ、それでも全国のファンへ何か届けられないかというところから企画された。なので、オンラインではあるのだが、“ツアー” 感を意識したプログラムになっており、日程も実際にまわる予定だった10月17日から12月26日までの土曜日に、計9公演が組まれている。

テレビ番組のようなセットの中に、中村正人と吉田美和が現れ、本日の進行はなんとこの2人だ。登場の瞬間の盛り上がりが画面を覆い尽くすコメントの多さでわかる。そこはさすがニコ生といったところだ。今回のイヴェントの “制服“ という、デニムジャケット(これまでリリースしたアルバムタイトルのワッペンが付けられている)に身を包み、律儀に、かつツボを心得た進行をしていく中村と、その横で立ったり座ったり、ときに話の流れとまったく関係のないトークをぶっ込んだりする、あまりにもフリースタイルな吉田美和とのコンビネーションは、ともすれば彼らの音楽以上にスリリングで見ていて飽きない。それにしても、ライヴ以外で吉田美和がしゃべったり動いたりしているというのは、はっきり言って記憶にない。もうそれだけでも見た価値があったと思わせてくれる貴重なイヴェントだ。

コンテンツも盛りだくさん。10月14日(水)に同時リリースされた『DOSCO prime』と『DREAM CATCHER 3』という2タイトルが軸となって展開されているのだが、中でも『MASADO AND MIWASCO SPECIAL LIVE SHOW』と『DREAMS COME TRUE ACOUSTIC – MI LIVE SHOW-』が目玉という位置づけだ。前者は、マサドとミワスコというアヴァターによるバーチャル空間でのライヴショー。ミワスコのパフォーマンスを見ながら、 “あっちのドリカム“ へのライバル心を燃やす吉田美和がなんとも微笑ましい。そして “こっちのドリカム“ はBlue Note Tokyoで収録したアコースティック・セットでのライヴパフォーマンス。 “早くドリのライヴに行きたい“ というコメントが多く寄せられ、それらのコメントを読み、「もう泣きそう」と胸がいっぱいになる吉田美和が印象的だった。また、イヴェントの最後には、今回のテーマ曲と位置付けられた、最新シングル『YES AND NO』をドリカムの2人+JUON(ギター)&ヴィンテージ・リズムボックスで生演奏が実現! 

このように、 “イヴェント“ だからこそ実現できたファンとの距離の近さやコンテンツの数々を通して、エンタテインメントの役割をきっちりと見せてくれた2時間だった。そしてなんと言っても、リアルなライヴへの欲求が2人の間でも視聴した人たちの間でもふつふつと湧き上がったことだろう。フルのバンドを率いてのライヴは、やっぱりみんなと同じ空間で――DREAMS COME TRUEのライヴへのひたむきな思いが伝わってきた。


■ DREAMS COME TRUE Official HP
https://dreamscometrue.com/

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