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靱公園 MUSIC FESTA FM COCOLO 風のハミング ライブレポート

April 29, 2019 17:00

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靱公園 MUSIC FESTA FM COCOLO 風のハミング ライブレポート

4月27日、大阪・靭公園センターコート特設会場にてFM COCOLO主催の野外ライブイベント「靭公園MUSIC FESTA FM COCOLO 風のハミング」が開催された。本イベントは「都会の真ん中で、大人のための音楽祭」をコンセプトに、同局でレギュラー番組を持つ根本要(スターダスト☆レビュー)、KAN(「KANと要のWabi-Sabiナイト」(土曜18:00-19:00)、馬場俊英(「オーディナリー·ナイト」(土曜19:00-20:00))を中心に、毎年豪華なゲストが出演。2011年のスタート以来、毎年秋の恒例イベントとして開催されてきたが、8回目を迎える今年は初の春開催に。出演はお馴染みのスターダスト☆レビュー、KAN、馬場俊英に加え、昨年からソロ活動をスタートさせた和田唱(TRICERATOPS)、さらにシークレットゲストとして世良公則が登場。360度、ぐるりと見渡せるステージ(しかも人力で回転!)では、他では絶対に観ることのできない貴重なコラボが連発。集まった約6000人の観客は歓喜の声を上げ、約5時間にわたる饗宴を楽しんだ。

この日、開演前にはオープニングアクトとして、シンガーソングライターの須澤紀信が登場。「はんぶんこ」など、儚さと力強さを持ち併せた歌声で熱唱。「いつかメインアクトに呼んでもらえるように頑張りたい」と、大きな決意を歌に込め、会場を盛り上げた。

そして待ちに待った開演を迎え、ステージにはスターダスト☆レビュー、KAN、馬場俊英が登場。スターダスト☆レビューの柿沼清史による「開催宣言!」をきっかけに「平成最後の“風ハミ”をじっくり楽しんで」と、1曲目「ヤングマン(Y.M.C.A.)へ。お馴染みの振り付けを観客と一緒になって踊り、もうフィナーレを迎えたのかと錯覚するほど大きくテンションが上がっていく。そして、“Y.M.C.A.”を“W.A.d.A.”と代えたところでゲストの和田唱がステージに上がり、早々に贅沢なコラボステージへ。「夢伝説」「エンドレス」「ボーイズ・オン・ザ・ラン」と、スターダスト☆レビュー、KAN、馬場、それぞれの曲もコーラスもばっちりに聴かせると、第一部後半はKANのソロステージへ。

「“風ハミ”のシチュエーションに合わない曲を」と、相変わらずのユーモアたっぷりのMCで観客を笑わせつつ、「キリギリス」を披露すると、「丸投げコラボを」と称し和田を呼び込み「プロポーズ」へ。KANが描く甘いメロや詞世界に和田の甘酸っぱい歌声が絶妙にハマり、聴き慣れた曲に新しい表情が加わる。さらに馬場も加わり、「よければ一緒に」へ。多幸感いっぱいのサウンドに和田と馬場のコーラスが溶け込み、胸がキュンとしたかと思いきや、KANの遊び心あふれすぎるモノマネや後輩への無茶ぶりといったアドリブが次々に沸き起こり、会場は絶えず笑いが止まらない状態に。

第一部の締めはスターダスト☆レビュー、KAN、馬場の3組による、本イベントのテーマ曲である「靭のハミング」。2013年に制作されたこの楽曲、オーディエンスにとってもすでにお馴染みで、6000人の観客と息ぴったりに、美しいハミングを響かせる。

第二部は馬場俊英のソロステージから。1曲目「ロードショーのあのメロディ」、太く柔らかな歌声に心癒されていたところ、快晴から一転、突如冷たい雨が降るという悪天候に…。その後は昨年リリースしたコラボアルバム『ステップ・バイ・ステップ』の世界観を再現すべく、KANと根本も参加してのステージへ続いていくのだが、KANが参加した「K点を超えるなら靴擦れを直せ」ではパワフルなサウンドのおかげか(!?)、一瞬にして青空が顔を出す好天へ。根本と和田が参加し、ギター3人体制で魅せる「同じものを見ていた」でも太陽ががっつりと顔を出す最高の天気に恵まれ、馬場も思わず苦笑いするステージとなった。

第二部中盤には、スターダスト☆レビュー、KAN、馬場、そして和田の4人でのコラボとして、“風ハミ”初となるメドレーステージを披露。マイケル·ジャクソン、QUEENなど洋楽の名曲を代わる代わる歌い上げると、その後は和田唱のソロステージへ。昨年秋にアルバム『地球 東京 僕の部屋』をリリースするなど、ソロ活動も話題となっている彼。KANも絶賛したという作品の中から、「1975」をスターダスト☆レビュー、KAN、馬場と、「Home」をKANと共に歌い上げ、収録曲とはまた違った表情で楽しませてくれる。さらに「(コラボも楽しいが、)360度広いステージを独り占めできるのも最高」と、1人きりのステージではTRICERATOPSから「シラフの月」を、そしてスターダスト☆レビューのバンドメンバーも参加してのバンドスタイルで「Shout!」と、贅沢すぎるメンバー構成で観客を盛り上げていく。

第三部では出演者全員が登場し、ゆる~いトークを展開。根本とKANによるボケツッコミ満載なトークは、まるで彼らのレギュラー出演を目の前で聴いているかのよう。“総合司会”とまで言われた馬場の巧みな仕切りでようやくライブへ。先ほどの洋楽ロックメドレーに続き、邦楽ロックメドレーとしてキャロルやRCサクセションなど名曲を次々に歌い上げ、会場は大盛り上がり♪ (KANも相変わらずメンバーをひっかき回し、笑いも止まらない♪)ラストに「あんたのバラード」で締めようとするも、ボーカルの譲り合いでなかなか曲が進まない…。もちろん、これは次のステージへの煽り♪ ステージ上のメンバーらの予感ビンビンなやり取りを見て、勘の良いオーディエンスたちからはざわざわとした声が…。

そう、シークレットゲストに登場したのは世良公則!会場全員が総立ちとなって迎えられた世良はサングラスにスカジャン姿で颯爽とステージへ。スターダスト☆レビュー、KAN、馬場、そして和田も参加しての1曲目「銃爪」、第一声から圧倒的な歌声を聴かせ、“今夜もオマエをおとしてみせる”と、お馴染みのポーズで決める!会場にいる女性客はその色香に惚れて黄色い歓声を上げ、男性客は憧れのロックスターに魅せられガッツポーズで応える。「ロックンロールでもやりますか!」と、コラボステージは「宿無し」へと続いていく。全員がアコギを持ち、根本、KAN、馬場、和田の4人がコーラスに加わるという、他では絶対に観ることができないレアすぎるステージに会場からは大歓声が。世良は「ステキな音楽仲間が増えたこと、6000人の観客との素敵な絆に」と、「同胞たちの賛歌」で渋みを効かせた歌声で、続くスターダスト☆レビューのステージへ熱いバトンを繋ぐ。

イベントも終盤、スターダスト☆レビューは「還暦少年」「You’re My Love」など、抜群の演奏力とともに、根本がロングブレスを効かせたハイトーンボイスで観客を酔わせていく。徐々に日が沈み、バンドが描く色彩豊かな楽曲陣がよりじんわりと耳に、心に染み込んでいく。コラボ曲「今夜だけきっと」では、和田と共に美しくも絶妙なハモリを聴かせる。その後は和田、KAN、馬場、それぞれの代表曲をメンバー全員でコラボし、会場の熱量を高めていく。もちろんその波に乗っかるべく、世良が再び登場し「燃えろいい女」で会場はまたも総立ちに!ラストは「平成最後のデカイ声で歌おう!」と、イベントでお馴染みの「愛の歌」、「靭のハミング」を会場全員で大合唱し、約5時間にわたって繰り広げられた春の祝宴が幕を閉じた。

なお、この日のライブの模様と貴重な楽屋トークを交えた特別番組「風のハミング 2019 Special」として、2週にわたってオンエア(5月4日、11日18:00~20:00)。詳しくはFM COCOLOの番組、HP(https://cocolo.jp/)をチェックしよう。

Text by 黒田奈保子
Photo by 田浦ボン 渡邉一生



靭公園 MUSIC FESTA FM COCOLO 風のハミング

2019年4月27日(土)
13:00開場 / 14:00開演
靭公園センターコート特設会場

出演アーティスト:スターダスト☆レビュー / KAN / 馬場俊英 / 和田唱(TRICERATOPS)
シークレットゲスト:世良公則
オープニングアクト:須澤紀信

主催:FM COCOLO
協賛:at home/J:COM


■ radiko
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