POPSCENE - ポップシーン
POPSCENE - ポップシーン

関取 花、年末恒例の「にぎわい座」千秋楽はハートウォーミングな一夜に!

December 27, 2018 21:30

関取花

0
シェア LINE
関取 花、年末恒例の「にぎわい座」千秋楽はハートウォーミングな一夜に!

関取花が毎年年末に開催している「〜年末だョ!全員集合〜」は今年は大阪・横浜にて3日間開催され、昨日最終公演が行われた。

関取花(Vo. / Gt.)、サポートメンバーであるガリバー鈴木(Ba.)、谷口 雄(Key,Accordion, Percussion)というファンお馴染みの編成で、「クリスマスが終わったらもう年末だから!」、と会場の雰囲気を緩やかな空気で包み込みながら1曲目の「塀と宇宙」をじっくり且つ壮大に歌い上げた。愛嬌たっぷりのキャラクターとは裏腹に、凄みすら感じさせたオープニングは流石の一言。その後、軽快なテンポで「はつ恋」、「私の葬式」を披露、会場の一体感は言うまでもなく、関取本人が煽る事なくクラップで包まれた。

3曲披露後、簡易的なラジオブースを設置し、ミニコーナー「関取花のごっつあんラジオ」がスタート。「アリナシ?花ちゃん」事前に取ったアンケートに本人がセレクトしてお客様をリスナーに準えその内容がアリかナシかお答えするという、まるでその場が実家でコタツに入りながらテレビを見ているかのようなあたたかな時間が流れた。本編に戻ると「君の住む街」、3人編成でのリアレンジが秀逸な「レイミー」、NHK「みんなのうた」の書き下ろしミディアムナンバー「親知らず」、さらにはメディアで披露され、新たな「ひがみソング」として一人歩きしている「あの子はいいな」を披露。その後改めてミニコーナー「関取花のごっつあんラジオ」に移る。2回目の「教えて!花ちゃん」と題されたトークコーナーでは、直接関取に聞きたいことについて本人がその質疑応答に答えていくという彼女らしい、客席の一体感を生む演出に観客の笑顔が絶えなかった。

公演も後半、旧知のファンから非常に人気の高い「むすめ」。そして、雰囲気は一変してアップテンポの「だからベイビー」で会場の熱量は急激に高まりつつ、本編最後の「黄金の海で逢えたなら」を披露。その場にいた人々全員でビール片手に今年一年お疲れ様!と言わんばかりのハイテンションで本編は終了した。

アンコールにて、本人が再びラジオブースを設置し、ある1通のメッセージを読み上げた。それはユニバーサルミュージック内のレーベル「ユニバーサルシグマ」から彼女に送られたもので「ぜひ、ユニバーサルシグマのアーティストとして所属いただきたい」という依頼だった。「比類なきキャラクター、唯一無二の歌声、そして、いちいちすべらない巧みなMCに感銘を受け、お客様の記憶に残るような時代を彩る名曲を作り上げたい」、という彼女へのメッセージ。ユニバーサルシグマの熱い想いを快諾したことで、関取花本人からメジャーデビューが発表された。

「私ができる最大の皆様への恩返しは、曲を歌うことです。」と、今まで出会ったファン、関係者、全ての人々に感謝を告げるように最後は「もしも僕に」を披露。その姿は宣言したことによる気持ちの強さや決意が感じられ、感極まるお客様もしばしば。「〜年末だョ!全員集合〜」千秋楽は関取花、そして会場のお客様がお互いに、「ありがとう」「おめでとう」そんな言葉が交差する時間を会場全ての人が感じられたに違いない。

大盛況のうちに終わった年末の風物詩3日間、この発表と同時に次のホールワンマンライブ「春ライブだよ 2019」も発表された。2019年4月に東京、大阪にて開催されるにあたりメジャーデビュー作品もこの時期にリリースを予定されているのかも、とファンの期待を誘うこのライブ。彼女の続報を心待ちにしていてほしい。


■ 2018年12月26日 横浜にぎわい座
「〜年末だョ!全員集合〜」
セットリスト

01. 塀と宇宙
02. はつ恋
03. 私の葬式
□ トークコーナー「アリナシ?花ちゃん」
04. 君の住む街
05. レイミー
06. 親知らず
07. あの子はいいな
□ トークコーナー「教えて!花ちゃん」
08. むすめ
09. だからベイビー
10. 黄金の海で逢えたなら
アンコール
11. もしも僕に

撮影:高田真希子


■ 関取 花 オフィシャルHP
https://www.sekitorihana.com/

Related Images