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植田真梨恵、回転する円形ステージでたったひとりのツアーファイナル!

November 4, 2018 22:30

植田真梨恵

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植田真梨恵、回転する円形ステージでたったひとりのツアーファイナル!

品川プリンスホテルの中に円形ホールがあるのをご存じだろうか。

赤い柔らかな絨毯を踏みしめ、思わず襟元を正したくなる、そんな空気を感じながらロビーを抜け、重たい扉を開き、ホールに足を踏み入れる。円形ホールの中央に鎮座する丸いステージには、マイクスタンドと木製の椅子、Martin、Gibsonのアコースティックギター、そして植田と背中合わせで置かれたツアーロゴ。奥には、舞台袖につながるであろう花道が伸び、花道を避けたほぼ360度ぐるりとステージを囲んで赤い椅子が並ぶ。見上げると、二階にはバルコニー席がこれまた360度囲んでいる。

会場に低く流れていたBGMが切り替わり、ゆっくりとステージが回転を始める。あ、はじまる。動き出す予感と興奮がフロアに充満し、古いレコードから流れてきたかのような「雨に歌えば」のテーマ曲とともに、軽やかなステップを踏みながら、花道に現れた植田は、回転するステージに跳ねるように飛び乗ると、Gibsonのアコギを手に取り、一呼吸おいて、メジャーデビューシングルのカップリング曲「アリス」からライブが始まった。中世ヨーロッパを思わせる「a girl」のエンドとともに、静かにステージの回転が止まり、改めて植田が口を開く。「こんばんは植田真梨恵です。今日、クラブeXは360度見て頂けるステージで、私が背を向けている時間もあるもしれませんが(ここで植田、背中側の客席を見ようとのけぞる)、みなさん平等に楽しんでいただけたら嬉しいなと思います。今日は来てくれてありがとうー!」

なかなか演奏されないレア曲「kitsch」では柔らかな月明かりが差し込む寝室の窓辺で歌っているようなライティングの中、幼さと母性が入り混じる植田の歌声が心の奥にふれる。メジャー2ndシングル「ザクロの実」に続き、「よるのさんぽ」で再びステージが回転をはじめると、楽しげな手拍子で一気に会場の緊張がとけ、最後サビでは「今日はちょっと雨が降ったよ」「今日はなんと千秋楽よ」「今日はちょっと目が回りそう」とコミカルなアドリブをまじえながら会場とシンガロング。

「私の誕生日からはじまりました」とツアーを振り返るMCの後、強く前を見据えて「支配者」を歌い、オープニングSEにも繋がる「雨にうたえば」、この夏、CHOYA「夏梅」のCMソングとしてテレビを彩った「勿忘(わすれな)にくちづけ」では優しく豊かな歌声に植田真梨恵が新たに進んで行こうとしている道を感じさせた。ここにある楽器は植田自身の弾くアコギだけなのに、過不足を全く感じさせない、弾き語りとかアコースティックとか関係なく、いつでも最初からそういう顔だったよとでも言いたげな、完成された音楽がそこにある。それが植田真梨恵の強みだと強く思う。

このツアーのために持ってきたという新曲「花鬘(はなかずら)」は「勿忘にくちづけ」よりもさらに、日本古来の言葉とメロディーの美しさと儚さを感じるバラード。

「このツアーでは弾き語りなので、よりシンプルに楽曲をみなさんにお届けしています。私のテンポだし、私のその時のキーだし、そこにしかないものだと思っています」

続いて「エニウェアエニタイム」「BABY BABY BABY」と惜しげもなく未発表曲の披露が続く。「大人になるほど成長せねばなと思います。若い頃に作った歌を歌います」という言葉と共に届けられた「おおかみ少年」が胸に来る。「WHO R U ?」では再び手拍子が起こり、弾き語りならではのリズムもテンポも自由自在に操る植田に翻弄されるのも楽しい。

そして本編最後の曲「さよならのかわりに記憶を消した」でしんと静まり返った余韻の中で、静かに植田が退場していく。

アンコールにこたえ、再登場するとここでいたずらっぽい表情を浮かべて、手に持ったメモを読み上げる。「2019年、ラズワルドピアノツアー開催決定!」そして、2018年初めに開催した【Live of Lazward Piano “bilberry tour”】ツアーファイナル東京グローブ座公演がはじめてのBlu-rayとしてリリースされることを発表。

「本当はね、16歳の頃、弾き語りやりたくなかったんですよ。アコギ弾きませんかって言われて、でも私そういうイメージの歌手になる予定じゃないんだけどって思ったんですけど、弾けないのは悔しいから練習しようと思って弾き語りを始めました。でも思いのほか楽しくて。なんでもできるでしょ。楽しいの。あの頃はまさかこうしてアコギ弾き語りでワンマンをすることになるとは思わなかったんですけど、なんとかかんとかやってます。きっとまたたったひとりのワンマンライブもするからね」そんなMCを挟みながら、けだるさをまとった「I was Dreamin’ C U Darlin’」、最後はこのツアー全公演のラストを担ってきた再会を願う曲「サイハロー」と「また必ず会いましょう」との言葉で2時間を超えるライブを締めくくった。
 
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■ たったひとりのワンマンライブ vol.3 “good-bye stereotype”
2018.11.4 東京 Club eX

□ Set list
01. アリス
02. 夢のパレード
03. a girl
04. 砂漠の果てに咲く花
05. kitsch
06. ザクロの実
07. よるのさんぽ
08. 支配者
09. 雨にうたえば
10. 勿忘(わすれな)にくちづけ
11. 花鬘(はなかずら)
12. エニウェアエニタイム
13. BABY BABY BABY
14. おおかみ少年
15. ペースト
16. RRRRR
17. WHO R U ?
18. センチメンタリズム
19. さよならのかわりに記憶を消した
EN-1. I was Dreamin’ C U Darlin’
EN-2. サイハロー


■ 植田真梨恵オフィシャルサイト
http://uedamarie.com/

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