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H ZETTRIO、こどもの日スペシャルライブレポート!

May 7, 2018 15:00

H ZETTRIO

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H ZETTRIO、こどもの日スペシャルライブレポート!

2018年5月5日、「H ZETTRIOこどもの日スペシャル」が練馬文化センター・大ホールで開催された。すでに毎年恒例となってきている同イベントのチケットは今年も発売と同時に即日完売。

開場時間前からホールの前はH ZETTRIOと同じように青・銀・赤に鼻を塗った子供たちの笑顔で溢れ、親子で鼻を塗っている姿も多く見られたが、子供連れだけではなく若者や年配の人達も少なくない。
入場時にはそれらと合わせた3色のサイリウムが全員に配られ、会場はすぐに鮮やかな光で埋め尽くされ、開演前にもかかわらず笑顔と歓声が絶えない。  

客席の灯りが落ちると、大きな拍手の中、3色の鼻がスクリーン上に飾られているステージに、 H ZETT Mが一人で登場。おもむろにグランドピアノで弾き始めたのは季節外れのクリスマスソング“赤鼻のトナカイ”。そこにH ZETT NIRE、H ZETT KOUが登場し、楽曲はそのまま“こいのぼり”へと移行していく。H ZETTRIOらしいジャズ風アレンジに客席は一気に惹きつけられた。  まさにニューアルバム“Mysterious Superheroes”のネーミングがぴったりの3人組だ。MCの「どうも青鼻のトナカイです。」で笑いが起こる。その後はしっかりと自己紹介。「青鼻のH ZETT Mです。」「赤鼻のH ZETT NIRE」「銀鼻のH ZETT KOU です。」


開場の空気が温まったところで“Kids song”、“Trio,Trio,Trio!!!”から“あしたのワルツ”へ。
普段よりも少し長いMCタイムではH ZETT Mが会場の子供たちと声をかけあう。笑い声が飛び交い、会場が微笑ましいアットホームな雰囲気に包まれる中、“みんなのチカラ”から“SEVEN”、大人の色気を醸し出す“Fusion in Blue”とたたみ掛け、一部のラストは満天の星空のような効果を見せる演出で“どこか遠く”で幕を閉じた。


ここで子供達への配慮から15分間の休憩がとられた。

そして2部のスタート。緞帳が上がると四角に囲まれた鉄骨の中、ステージセットがチェンジ。今度はキーボードスタイルで会場はまるでLIVE HOUSE状態。最初の曲は“Next Step”。独特のグルーヴで休憩中に落ち着いたテンションを再び引き上げていく。そして始まった今ツアーのタイトル曲 “Mysterious Superheroes” では映像と同期する演出で歓声が沸き起こる。


興奮と歓喜と笑顔に包まれる中、H ZETT NIREから「多世代間の橋渡しになれれば…」と自身初の冠TV番組「速度の音楽。」から中森明菜の“ミ・アモーレ”、かぐや姫の“神田川” のカバーが披露された。

そしてH ZETT Mの口からこの「速度の音楽。」コーナーが6月から始まる1ヶ月間の全国ツアーにも盛り込まれることも発表された。どの会場でどの楽曲が披露されるか、期待が高まるところだ。

後半戦は“Playin’ Swingin’!!! H ZETTRIO!!!”、 “Z ディスカバリー”、 “MESHI KUTTE YEAH!”そして最後の曲“DERBY ~栄光の道しるべ~”で会場の興奮は頂点をむかえた。

アンコールは、昨年末に本人出演のCMで話題となった“What’s Next”。そして、この日の最後の曲となったのは“Fiesta”だ。昨年同様、会場の全員が同じ振り付けでラストソングを満喫し、ついにこの日のライブは幕を閉じた。熱狂の時間の最後を締めくくるにふさわしい、ステージと客席の境界線が完全にどこかへ消えてしまった数分間となった。

H ZETTRIOは多世代間の橋渡しとなり世代を超えた空間を作る。超絶技巧とあふれる遊び心が満載のライブパフォーマンスで世代を超えて愛される理由だろう。

6月からスタートする、すでにソールドアウトも出ている全国ツアーだが、まだ購入可能な会場もあるようだ。「速度の音楽。」コーナー以外にも各会場に用意されるであろうプレミアムなサプライズに期待が高まる。
さらに今回のH ZETTRIOのこどもの日スペシャルライブのチケットが取れなかった多数のファンからのリクエストに応え、今年は「おやこの日スペシャルライブ」と題して7月29日(日)東京北区、北とぴあ・さくらホールでの開催も決定した。
前述の全国ツアーのファイナルは8/18(土)、日比谷野外大音楽堂。今年の夏休みはH ZETTRIOのライブを2回体験できる。家族で音楽を楽しむ夏休みを計画してみてはいかがだろうか?

撮影:伊東 祐太(Yuta Ito)

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