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キース・ヘリング生誕60年記念「Drawing Social Impact キース・ヘリング:社会に生き続けるアート」展開催!

February 1, 2018 15:30

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キース・ヘリング生誕60年記念「Drawing Social Impact キース・ヘリング:社会に生き続けるアート」展開催!

中村キース・ヘリング美術館が、2018年2月9(金)から2018年11月11日(日)まで「Drawing Social Impact キース・ヘリング:社会に生き続けるアート」展を開催します。

1987年、20歳でキース・ヘリングは故郷ペンシルバニア州からニューヨークへ渡りました。当時のニューヨークは不況下で暴力や差別が蔓延する反面、ヒップホップやグラフィティなどのストリート・カルチャーが創り出される源泉に溢れていました。その街でカウンターカルチャーに大きな影響を受けたヘリングは、激動するニューヨークで、そして世界中の都市を駆け巡りながら、アートを通し様々なメッセージを生涯発信し続けました。

ヘリングが社会とのコミュニケーションとしてまず初めに着目したのがニューヨークの地下鉄でのサブウェイドローイング制作でした。誰もが使う地下鉄構内の看板は絶好のパブリック・スペースでした。黒い紙が貼られた空き看板に白いチョークで素早く描き上げるグラフィティにはウィットに富んだメッセージがダイレクトに表現されました。その後はポスター・アートにも着目し核放棄や、反アパルトヘイト、エイズ予防、LGBTの認知など社会的な問題にも取り組んだのです。

社会における階級や地位、性別や人種、宗教や文化の違いに関係なく誰もが触れることのできるアートを追求したヘリングの作品は、テロや戦争の耐えない現代社会へ時代を超えてパワフルなメッセージを投げかけ続けています。

本展では、新しく収蔵作品に加わる1990年の作品《オルターピース:キリストの生涯》を初公開します。これは1990年2月16日31歳でエイズにより亡くなる数週間前に完成した最後の作品です。教会の祭壇のためのオルターピースとして現在世界の教会や美術館9箇所に収蔵されていますが、ヘリングの追悼式が行われたニューヨークのセント・ジョン・ザ・ディヴァイン大聖堂に今も飾られています。死を目前にしたヘリングの平和への願いと希望、そして生命の力が刻まれた永遠の作品です。


■ 中村キース・ヘリング美術館
www.nakamura-haring.com

  リリース情報

監修:中村キース・ヘリング美術館
「キース・ヘリング アートはすべての人のために。」

2017年8月3日発売

キース・ヘリング アートはすべての人のために。

A4変型、ソフトカバー、200ページ

ISBN:978-4568104943 / 4,000円(税別)

  インフォメーション

Drawing Social Impact キース・ヘリング:社会に生き続けるアート

会期:2018年2月9日(金)~2018年11月11日(日)※休館日4月16日(月)
会場:中村キース・ヘリング美術館(〒408-0044 山梨県北杜市小淵沢町10249-7)
開館時間:午前9:00〜午後5:00
入館料:一般1,000円、シニア900円、学生700円、13~18歳500円

主催:中村キース・ヘリング美術館
後援:アメリカ合衆国大使館、山梨県、山梨県教育委員会、北杜市、北杜市教育委員会
協力:キース・ヘリング財団、シミックホールディングス株式会社

お問合せ:TEL 0551-36-8712 FAX 0551-36-8713 EMAIL museum@keith.jp

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