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映画『マンガ肉と僕』マンガ肉かぶりつきヒット祈願先行上映イベントレポート

February 11, 2016 21:30

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映画『マンガ肉と僕』マンガ肉かぶりつきヒット祈願先行上映イベントレポート

本日、杉野希妃長編初監督作『マンガ肉と僕』が、新宿K's cinemaにて先行上映となり、ヒット祈願舞台挨拶イベントが行われた。舞台挨拶には、杉野希妃、三浦貴大、徳永えり、ちすん、大西信満、太賀が登壇し、タイトルにちなんで、全員がマンガ肉にかぶりついてのヒット祈願が行われた。

『マンガ肉と僕』は、三浦貴大の“男気”と思い出が詰まった作品!

一足早い春をイメージさせるエレガントな花柄のワンピースの衣装で、長編初監督作「マンガ肉と僕」の先行上映舞台挨拶イベントに登壇した杉野希妃。杉野にとっては、本作が長編映画初監督作となる。そんな杉野の冒頭挨拶は「感無量です。大好きな大好きなキャストの皆さんとスタッフの皆さんに支えられてできた作品です。」だった。そして、杉野のもとに集結した主演・三浦貴大をはじめとした豪華キャストが、来場客に感謝の意を込めながら順次挨拶を行った。

三浦「撮影して2年以上たちますが、僕にとってもとても思い出のある大切な作品です。」

徳永「菜子を演じました。私にとっても特別な作品で、監督のために今できることを精一杯やろうと思って臨んだ作品です。」

ちすん「2年前に撮影した作品がいよいよ公開となって本当にうれしいです。満席のお客様を見て、更に嬉しいです。」

大西「撮影への参加は少なかったですが、本当にうれしいです。」

太賀「僕も撮影は2日だったのですが、とても嬉しいです。」

そして、作品についてのトークに移り、まずは杉野に原作への印象と映画化への経緯が尋ねられた。「言葉の使い方の面白さや異質な世界観が好きでした。男を避けるために肉で武装するという発想がなかなかないなと。マンガ肉って何なんだろうとか、サトミってどうやって生まれたのだろうかとか悶々と考えていたら、日本社会を反映させた作品になるのではないかと思いました。映画にしたら面白いのではないかと吉本さんにお話ししたところ映画にしましょうかということになり、その数日後にR18文学賞で大賞を受賞したことを聞いて、これは何かのご縁なのではない かと強く感じました。」

次に、3人の女性に翻弄されるワタベを演じた三浦にワタベへの印象を尋ねると、「実生活ではなかなかないですね。8年に渡るワタベの物語なんですが、女性に翻弄されるというよりは、ワタベが悪いなと思います。8年間の話を1週間ぐらいで撮影したのですが、ワタベとしては楽しくないでしょうが、三浦としては楽しい現場でした(笑)」と監督と共演した女優陣との撮影期間を振り返り、男・三浦としての楽しさを述べ、会場の笑いを誘った。

男性に依存する女性・菜子を演じた徳永は、「撮影中は苦しかったけれど、演じていて楽しかったです。撮影前に三浦さんに「ご迷惑をおかけするかもしれません」と言ったら、「何でも受け止めるので」とすごく男気を感じる言葉で受け止めてくれたので、叩いたり、わめいたり、いろいろやらせていただいて楽しかったです。」と三浦の男気に感動したエピソードを披露。菜子をどう思うかについては「やっかいですね。(苦笑)」と苦笑いしながら答え、男気で受け止めた三浦も「男気をもってしても受け止められないなと思います。」と菜子タイプの女性への苦手意識を見せた。

3人の女性の中で唯一まともな女性と言われたさやかを演じたちすんは「自立した女性なので、女性からみても魅力的な女性になればいいなと思いながら演じました。」と述べ、会場の女性客から拍手をもらうと、女性に共感してもらえたことに対し嬉しそうな笑顔を見せた。自らの恋愛観については「サトミや菜子のような要素も入ってしまうのではないでしょうか。」と答えた。

次に杉野監督の印象について聞かれた大西は「なかなか監督が主演ということも少ないので、自分の横で演じている方が、スタート、カットと声をかける様子になかなか慣れない感じがずっとありました。」と現場の様子を語った。

最後にワタベの友人役を演じた太賀は、三浦の印象について「男気の三浦さんでした!どうすれば男気ある三浦さんと上手くやれるかと思いながらどこか構えていたんですが、最終日にはすっかり仲良くなってホテルの部屋でぐっと距離をつめることができました(笑)」ととんでもない誤解を招くようなトークで会場を爆笑させた。

そしていきなりの「みなさん肉好きですか?」というMCの呼びかけに、「実生活でも肉が大好きで、肉を食べながら死にたい!」と肉女宣言をした杉野監督のもと、登壇者全員でマンガ肉にかぶりつきながらのヒット祈願が行われた。会場内は肉汁と肉の香りに包まれることに。

20160211211814.jpg無事ヒット祈願が終了した後は、杉野希妃監督と、主演・三浦貴大の挨拶で締めくくられた。

三浦「本当に今日は、劇場に足を運んでいただいてありがとうございました。僕自身がとても大切にしている作品です。 映画はみなさんに劇場で見ていただくことで完成すると思っていますので、今日この映画が完成したのだと思います。」

杉野「本当にありがとうございました。この作品は私にとって一番自分らしい作品になったのではないかと思っています。これまでは作品との距離感を保ちながら関わってきましたが、この作品は自分の中の悩みや葛藤をぶつけたつもりです。そして三浦さんも40本近く出演している作品の中で、一番思い出に残っていると言ってくださったので、」と隣にいる三浦貴大を見つめがら「三浦貴大さんの思い出と男気が詰まった作品でもあります。」

マンガ肉提供:ヤンパオ ※マンガ肉はヤンパオの登録商標です。

  インフォメーション

映画『マンガ肉と僕』
2月13日(土)シネヌーヴォー(大阪)、京都みなみ会館(京都)、元町映画館(神戸)ほか全国順次公開


□ 物語
四月の京都。気が弱く引っ込み思案の青年ワタベは、活気に溢れる大学に馴染めず、孤独な日々を送っていた。一方、同大学の熊堀サトミは、その太ったみすぼらしい容姿から、周囲の学生に嘲笑されていた。
そんなサトミを差別することなく接してくれる唯一の存在がワタベだった。
その優しさにつけ込んだサトミは、彼の自宅に転がり込み、寄生し、やがてワタベを奴隷のように支配しようとする。そんな中、ワタベはバイト先で知り合った菜子に惹かれていく。また、ふとしたきっかけからサトミの過去の断片を知ることになる。

出演
三浦貴大、杉野希妃、徳永えり
ちすん、大西信満、太賀、宮本裕子、徳井義実 ほか

監督 杉野希妃
原作 朝香式「マンガ肉と僕」(新潮社刊『マンガ肉と僕』所収)
エグゼクティブプロデューサー 奥山和由
プロデューサー 中村直史、杉野希妃

2014/上映時間:94分/日本/Ⓒ吉本興業/PG-12
配給:和エンタテイメント/KATSU-do

□ 公式HP
http://manganikutoboku.com/

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