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上野大樹、「素顔」インタビュー

上野大樹、「素顔」インタビュー

June 3, 2023 18:00

上野大樹

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“自分らしくいられる音楽” をテーマに等身大の日々を歌うシンガーソングライター、上野大樹。1996年山口県宇部市に生まれ、幼少期からサッカーに勤しみU-14では西日本選抜まで選ばれる。しかし怪我と病気で高校1年でサッカーを辞め音楽の道へ進んだ。学生時代にはオーディションでグランプリを獲得し、エモーショナルな歌声と共感を集める歌詞はZ世代を中心に支持されている。Home Recで制作した「ラブソング」をYouTubeで公開すると、自身最速で約300万回再生を突破。2021年スペースシャワー TV『 BOOM BOOM BOOM vol.3 』の新人応援企画「STARTERS MATCH」では1位選出され、2022年、「面影」がBSテレ東真夜中ドラマ『今夜はコの字でSeason2』主題歌に、「きみと雨」がBS松竹東急月曜ドラマ『シネコンへ行こう!』主題歌に起用。同年10月にデジタルリリースした「NAVY」は「Spotify 急上昇チャート」の上位にランクインするなど、デビュー前にもかかわらず注目度の高さを伺える。そして今年4月に1st アルバム『 新緑 』で待望のメジャーデビューを果たした。現在全国ツアー『上野大樹 新緑-shinryoku-』を開催中の上野だが、船越英一郎主演の連続ドラマ『テイオーの長い休日』の主題歌として書き下ろした新曲「素顔」が、ドラマ初回放送日6月3日(土)にを配信リリース!今回はこの「素顔」への想いを伺ってみた。


ー 今作「素顔」は土曜ドラマ『テイオーの長い休日』の主題歌ですが、楽曲を書き下ろすにあたり、プロデューサーより何か要望がありましたか?

自分らしさ、というものをテーマに頂きました。その他キーワードとして”時代に取り残された”というワードも強く印象に残っています。


ー その中で、ドラマ主題歌として大切にしたポイント、上野さん自身の楽曲として大切にしたポイントをそれぞれ教えてください。

ドラマの主題歌としていつも大切にしていることは、どれだけそのドラマに沿った詞が書けるかということです。ドラマの視聴者の方に一聴して気付いて貰えるわかりやすい言葉選びだったり、回を重ねるごとにこの詞はもしかしたらこういう意味なのかな?と考察して貰えるような曖昧だけど絶妙で普遍的な詞を置いてみたり。主題歌として書き下ろす楽曲はいつも以上により”みんなのモノ”になればいいなと思って僕も画面の向こう側にいる気持ちで、また制作をするカメラを握る気持ちで、そのドラマの中で生きる人物の気持ちで。色々な視点に立ってみて、そんな人達の頭の中を書き下ろしている感覚です。

自分の楽曲としての大切にした部分で言うと、目紛しく移ろう日々にすこしだけ少年時代に戻ったような気持ちになって書いてみました。メジャーデビューをして間もないタイミングでの書き下ろしということもあり、音楽を始めた頃に掲げた夢を通過し、自分の中でも大きな変化があったつもりだったのですが、やっていることやっていくことはそれほど大きな変化もなく、むしろ昔に戻ったような感覚で。日頃の音楽に向き合う姿勢も若々しくなっていく一方で、タイトルにもあるように自分の中の素顔をすこし描いてみました。


ー レコーディングを含む、この曲の制作で印象に残っていることがありましたら、教えてください。

サビのメロディをかなり模索したのですが。制作期間もとても短かい中で自分の中では珍しくサビのメロディだけを6時間くらいぶっ続けで考えていました。中々しっくりくるものが出てこない中で深夜2時過ぎに外を走る救急車の音でメロディが降ってきました。普段から生活音がSEや効果音のような要素でメロディが降ってくることがあるのですが、曲の世界観には全く関係もない救急車の音でこの曲にバチっとハマるメロディが一瞬で出てきたのはとても印象に残っています。


ー この曲だけでなく、上野さんが曲を作る上で大切にしていることは何でしょうか。

誰しもが持っている感情や風景や体験を自分の言葉とメロディで想起させたり、キッカケや或いの答えを見出すことが出来たら良いなと思っています。


ー 以前InstagramでスキマスイッチさんやALさんの曲をカヴァーされていましたが、影響を受けたアーティストを教えてください。

七尾旅人さん、小山田壮平さん、あとはMr.Childrenの桜井和寿さんには影響を受けていると思います。高校生くらいまでは音楽を自発的に聴いたことが殆どなく、ルーツと言うものが全くなくてそれがずっとコンプレックスでした。そんな中初めてこんな音楽をしたい、こんなライティングをしたい、と感じたのが七尾旅人さんと小山田壮平さんです。桜井和寿さんは兄がMr.Childrenを大好きで小さい頃から家や車の中でずっと流れていました。そんな兄の影響で毎日子守唄のように聴いていたので影響は沢山受けていると思います。今でも一番聴いていて落ち着く音楽はMr.Childrenだな、桜井さんの声や歌い方や言葉だなと思います。


ー 現在、アルバム『新緑』を携えた全国ツアー中ですが、これまでの手応えや、続くツアーへの意気込みなどを教えてください。

現在4公演を終えましたが既にとても楽しいです。その土地ならではの空気や人を感じれるのは勿論ですが、毎公演反省や上手く出来たことを活かし常に自分がアップデートされていくことを体感できるのは本当にとても楽しいです。RPGゲームで例えると1日1日レベル上げをしているような感覚と言いますか。今回も弾き語り公演が多いのでまさに自分の出来ることしか本番に出てこないといった形で。そういった意味でも毎公演ごとに今一番レベルの高い上野大樹をお見せし続けることが出来ればなと思います。

そしてアルバムをリリースできたこと、ツアーをまた開催できたこと、メジャーデビューという次のステージへ行けたこと。本当に応援してくれるリスナーみんなのおかげですので感謝を忘れず、それを言い過ぎなくらい伝えていけるようなツアーにしたいなと思っています。

いつでもどんな時でも聞いてくれる人がいる限り僕はステージで歌っていたいなと思っていますので、みんなが歌を聴きたくなった時、不安や寂しさや頑張れなくなった時LIVEへ遊びに来てください!僕が全力で歌って元気づけます。新緑ツアーもそんなツアーにしたいなと思っています。


ー ありがとうございました!


インタビュアー:秋山雅美


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