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海蔵亮太、2nd Single「素敵な人よ」インタビュー

海蔵亮太、2nd Single「素敵な人よ」インタビュー

May 20, 2020 18:00

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Karaoke World Championships(以下:KWC)2冠の実力派シンガー海蔵亮太のデビュー曲「愛のカタチ」が、昨年「第61回 輝く!日本レコード大賞」新人賞を受賞したのは記憶に新しい。この曲がリリースされたのは2018年6月。認知症になっても夫の名前は忘れなかった愛の実話を、孫である中村つよし氏が作品にしたこの「愛のカタチ」が海蔵がデビュー曲になったのも必然だったのかもしれない。海蔵のお祖父さんも認知症を患いながらも連れ添った妻のことを忘れず昨年旅立った。そんな祖父を想いながら海蔵自身、この曲を大切に歌い続けると、2019年4月の有線J-POP問い合わせランキンではリリースから10ヶ月ぶりの1位を獲得。そしてデビュー1周年を記念し、同年6月に『愛のカタチ』リイシュー盤をリリース。病院や施設での慰問ライヴを重ね、海蔵はいつしか“ホスピタルプリンス”と呼ばれるようになった。こうやってひとつの曲に向き合い続けた結果がレコード大賞新人賞へ繋がったのも納得出来る。そんな海蔵亮太が6月10日に2nd Single『素敵な人よ』をリリース。(タイトル曲は5月20日先行配信)過去の恋愛がテーマの今作をどういう想いで歌うのか、今回はリモートインタビューという形で伺ってみた。


─ お久しぶりです。今回はこういう状況ですのでリモートですがよろしくお願いいします!

リモートってちょっと緊張しますよね。でもよろしくお願いします!


─ 現在皆さんがSTAY HOMEを心がけていますが、海蔵さんのおうち時間の過ごし方は?

ご飯食べてるか、寝てるか、Netflix観てるかみたいな状態です(笑)。


─ そういえば海蔵さんの公式YouTubeで、作った料理を公開していましたよね。

ああ、だんだん病んでいくやつね(笑)。


─ そうそう(笑)。

でも最近はカロリー半分のパスタ麺を見つけたのでパスタをよく食べていて、闇からは脱しました(笑)。


─ 良かった、良かった(笑)。そして6月10日に2ndシングル『素敵な人よ』がリリースされますね!楽しみに待っていました。

ありがとうございます!


─ 前作「愛のカタチ」は家族の愛がテーマでしたが、「素敵な人よ」は別れてしまった恋人への愛を歌われていますね。改めてどういう楽曲か教えてください。

終わった恋を引きずっていたり、思い返したりということは誰しも少なからずあると思うんです。この曲ではそういう恋と向き合い、新しい一歩へ踏み出す為の決別を歌っています。


─ 今回シングルとしては初のオリジナル曲ですが、歌う上で作詞を手がけたKAB.さんからなにかアドバイスはありましたか?


逆に僕の方から主人公像について色々とお願いしたんです。例えば僕は女々しいので「もっと女々しさ満載でお願いします!」みたいな(笑)。それに対してKAB.さんが歌詞として美しい言葉を選んでくださいました。


─ そうだったんですね。じゃあ海蔵さん自身の恋愛観も織り込まれている感じですか?

そうですね。KAB.さんから最初に頂いた歌詞はもっと男らしかったんです。でも僕は男らしくはないので(笑)、そういう思考回路には至らないと思って。やっぱり自分の声で歌うので、気持ちの部分は大切でした。だから等身大……というわけではないですが、自分が持っている恋愛の価値観を体現出来る言葉を改めて作って頂いたんです。


─ 海蔵さん自身、終わった恋愛を引きずる方ですか?

ガンガン引きずりますよ!プレゼントされたものとか捨てられないし(笑)。


─ そうなんですか(笑)。でもこの曲は未練に苦しむというより、先程海蔵さんが言われたように「新しい一歩へ踏み出す為の決別」といった印象ですね。

この曲の主人公も女々しいは女々しいけど、終わってしまった恋愛は決して嫌な思い出ではないし、戻りたいわけでもないんですよね。


─ 実際歌っている時、そういうイメージをどう捉えて歌っているんですか?


僕はとにかく歌うことに一点集中ですね。入ってくる音をきちんと聴いて、自分が出す音もきちんと聴いて音としてきちんと表現することに集中しました。ただそうは言っても、ただ音を追うだけでは歌に表情がなくなってしまうので、その時その時の感覚や感情は大切にしています。この曲は、新たな一歩を踏み出せる糧として頑張っていこうという気持ちだし、未練より感謝が強い。そういう部分を出せるよう歌いました。


─ 例えば自分の中でミュージックビデオみたく映像が浮かんでくるとかは?

勿論そういう方法もありでしょうが、やっぱり歌って、聴いて頂いてなんぼだと思うんです。だから自分の持っている歌の印象を例えば脳内で映像化するのではなく,ひとつひとつの言葉を集中して出すことによって、聴いて頂く人の中にイメージが湧いてくる。更に言えば聴く時間やシチュエーションによって歌のイメージが変わって聴こえる。そういう方が僕としては良いと思うし嬉しいですね。


─ 作曲と編曲は「イッショケンメイ」(『愛のカタチ』スペシャル盤収録)でもタッグを組んだクリエイターズ集団「redkinoko」によるものですが「イッショケンメイ」とはまた全く違うテイストですね。

そうですね。redkinokoって韓国のクリエイターの方々なんですが、今までJ-POPで育ってきた僕からすると、こういう音の作り方は体験したことがなくて。


─ 確かにそれは感じました。カップリングの「紫陽花」がいわゆるJ-POPの音に対して、「素敵な人よ」はオーセンティックだけどエモーショナルになりすぎない感じというか。

そうそう。だから最初に聴いた時はちょっと不思議な印象だったんです。でもそれが良い意味で僕には新鮮に聴こえて。J-POPだとAメロ、Bメロ、サビ、間奏、大サビ…みたいな感じが多いけど、この曲はBメロの部分がすごくライトだったり、AメロとBメロに極端な変化がなかったり。そういう、自分の知らない要素が随所に盛り込まれていて、そこに面白さを感じました。


─ 歌う上で戸惑いはなかったですか?

どの曲もそうですが、最初はやはり不安もありました。でも歌っていくうちに段々曲と自分の相性の良いところを探り合うことが出来てくると、最終的には歌っていてすごく気持ち良いなと思えるようになってきます。まぁ結構歌いこみましたが(笑)。まず最初にキーを色々変えていたんです。この完成版が、デモ段階からあったオリジナルキーなんですが、下げた方が雰囲気が出るかと思って一度下げて歌ってみて。でもやっぱり上げた方が言葉が刺さるというか、聴いていて気持ち良いかもしれないと思い、色々試行錯誤しました。


─ そういう意味では新曲でありながら、すでに海蔵さんの中にきっちり沁み込んでいるのでは?

そうですね。レコーディングするまでの間、本当に沢山聴いて沢山歌ったので、きっと自分の中に沁み込んでいる気がします。


─ カップリングの「紫陽花」ですが、感情的な部分はリアルでありながら、<紫陽花>と<自分>を抽象的に捉えている歌詞ですね。

歌詞に関しては確かに抽象的な部分も多いので、その分、聴いてくださる人に解釈を委ねたいなと思っています。それこそ「素敵な人よ」の主人公は無骨で、曲もストレートなのに対して、この「紫陽花」はふんわりと柔らかい曲なので、その違いを比べて楽しんで貰うのも良いんじゃないかなと思っています。それに僕、<紫陽花>という言葉の響きも好きなんですよ。


─ 美しいですよね。

ええ。それにメロディと歌詞のバランスがとても良い曲なので、<紫陽花>という言葉の美しさと共に、自分が抱いたファーストインプレッションも大切にしながら歌いました。


─ この曲は石成正人さんがギターを担当されていますが、メロディや海蔵さんの歌声の美しさを際立たせ、物語をより立体的にしていますよね。

本当にそう!石成さんのギターって声みたいですよね。


─ 分かります!

楽器って、奏でる人によって全く違うんだなと改めてこの曲を聴いて思いました。僕自身は楽器が出来ないので凄いなぁと思います。先程の話ではないですが、こういう感じの曲が僕の中にあるJ-POPなので、歌っていても聴いていても自分の少年時代を思い出しました。


─ 今回、Type-AとType-Bがありますが、Type-Aには【LIVE DAM STADIUM presents 海蔵亮太LIVE 2019『Communication Vol.2』東京公演@duo MUSIC EXCHANGE (2019.09.07)】のDVDも収録されますね。

はい!このduo MUSIC EXCHANGEはそれまでにも何度か歌わせて頂いて、僕自身思い入れがある会場なので、そこでワンマンライヴが出来たことは本当に嬉しかったです。

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