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半崎美子、自身初の東京国際フォーラムホールAでのコンサートで5000人の観客を魅了!

November 6, 2018 20:30

半崎美子

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半崎美子、自身初の東京国際フォーラムホールAでのコンサートで5000人の観客を魅了!

「ショッピングモールの歌姫」と呼ばれ、話題のシンガーソングライター、半崎美子が今年9月6日に発売したシングル「明日を拓こう」の発売記念コンサートを11月4日に自身初となる東京国際フォーラムホールAにて行った。

”北海道からどんぶらこ〜海越え国越え明日越えて〜”とのサブタイトルのついた今回のコンサートは、ホールAの大舞台を存分に利用した映像演出により、一つの映画を観ているような迫力とストーリー仕立て。オープニングでスクリーンに登場したのは「明日を拓こう」のCDジャケットに登場する牛乳瓶がメッセージボトルとなって”どんぶらこ”と半崎の出身地、北海道から東京、そしてはるか海を渡ってインドネシアや台湾など川や海を旅して行くストーリー。

1曲目はアカペラで始まった「稲穂」、スクリーンには大きな稲穂が揺らぎ、茜色に染められていく。早くも観客は映像と半崎の歌声に圧倒される。続いて第一興商の企業CMソングとなった新曲「生まれる前から」から、アコーディオンソロから始まるjazzyなナンバー「ふたりの砂時計」へ。MCでは、今回のコンサートのテーマを語りつつ、9月のインドネシアでのインストアライブの際に同国に忘れてきたマイクが1ヶ月をかけて海越え国越え今日戻ってきました!と語ると会場から大きな拍手が!

その後、多くの人が半崎を知るきっかけとなった楽曲NHKみんなのうたで放送された「お弁当ばこのうた〜あなたへのお手紙〜」を披露。続く「空の青」と「深層」では、「あなたが遺した時間を私はいま生きている。それはあなに支えられて生きているということ。あなたと共に生きているということ。」という半崎からのメッセージが映し出され、曲が始まるとステージ前後にある大きなスクリーンを使って空と海の対照的だが合い通じる幻想的な青い世界に観客は引き込まれて行った。

そして両親への想いを綴った歌「永遠の絆」を披露した後、地方のご当地ソングとして書いた「大阪恋しぐれ」を自ら前口上を挟みつつ、関西弁の歌をパフォーマンス。弾き語りで短く新曲を披露した後、母への思いを綴った歌「母へ」を熱唱。ここで今回のコンサートの音楽監督を努めた武部聡志氏を呼び込み、武部氏がアレンジを手がけた「明日への序奏」を彼の情感溢れるピアノ伴奏でしっとりと歌い上げた。

その後、ステージの映像ではメッセージボトルは海を渡りインドネシアに流れ着く。実は今年7月に日比谷公園で予定されていたインドネシア国交樹立60周年のイベントが台風で中止になったため、いつかまたどこかで共演しようとインドネシアの子供達と約束していたのだ。こんなに早く一緒にステージで歌える日が来たと大いに喜び、インドネシアの子供たちを呼び込み、念願の「種」を合唱した。次にメッセージボトルは台湾へ流れ付く。若くしてお子様を亡くされた方に書いた楽曲「明日へ向かう人」が台湾ではNHKワールドで紹介され、同様の境遇の視聴者からメッセージが半崎に届いたというエピソードを語り、「明日へ向かう人」を披露した。

続いてメッセージボトルは沖縄に着き、沖縄に住む半崎の姉、朝子がVTRに登場。これまでの半崎のコンサートでは必ず出演を果たして来た彼女だが、今回は客席で見ているとのことだった。しかしその後「愛の讃歌」の途中でドナドナに切り替わり、牛に扮した朝子が登場し会場は笑いの渦に包まれた。その後のアップナンバー「天国三丁目」でお待ちかねのキャノン砲で金テープが発射!観客は予め用意していた小さな旗を振り大いに盛り上がった。

そして、いよいよ大ヒット曲「サクラ〜卒業できなかった君へ〜」ではスクリーン一面に桜吹雪が舞い、立体的な映像演出と、空にのぼっていく桜の花びらは、半崎美子の歌に込めた思いそのものと重なり、多くの観客が涙していた。

続いて今回のコンサートのタイトルにもなっている「明日を拓こう」へ。同曲はNHK札幌の「北海道クローズアップ」のテーマ曲として書き下ろした楽曲だったが、9/5の発売日の翌日、9/6に北海道胆振東部地震が起こり、その後この歌の持つ意味が少し変わったと言う。「今は北海道、宮城、熊本、だけでなく、インドネシア、台湾でも地震や災害は絶えず起こっている。それでも人は立ち上がり、明日を切り拓く。そのチカラを信じて歌います。」と祈りを込めて歌った。

そしていよいよ本編最後、今回のテーマを締めくくる曲となったのが、「あの海に帰りたいなら」。半崎は「今日集まってくれたお客さんもそれぞれ違った場所に生まれたが、ここにたどり着いてくれた。事務所に日々届く手紙。感情を持った波はうねりとなって私のところに届いた。互いの川が合流するように出会ったから、ここから一緒に大きな広い海に出よう。」と語り、歌い始める。最後には、川を流れるメッセージボトルからまばゆい光と共に綺麗な蝶の群れが飛び立ち、舞い、暗転と共に半崎の姿が消えた。

その後湧き上がるような拍手と共にアンコールが巻き起こり、半崎が再び登場。

そして自分の生きてきた道が、誰かのしるべになるようにと願い、インディーズの頃に書いた楽曲「道しるべ」を披露。最後は「感謝の根」で絶えない感謝を伝えながら最後を締めくくった。観客は総立ちのスタンディングオベーション!メンバー全員が手をつなぎ、お辞儀をすると惜しみない拍手が続いた。「今日このコンサートが皆さんにとって活力になるようにと思ってやってきましたが、逆に私の活力になりました。本当にありがとうございました。」と語り、半崎は号泣した。観客も涙を拭いながらそれを見守っていた。

彼女の歌には全てストーリーがある。その物語が、どこでどのうように生まれ、旅をしていったのか、それを映像の見事な演出もさることながら、人の心を揺さぶる歌で伝えた。常に観客を飽きさせない工夫や努力を積み重ねる半崎美子。5000人であろうと一人一人に届ける姿勢は、ショッピングモールのライブと変わらない彼女の在り方だ。

なお、この11月4日のコンサートの模様は、MUSIC ON! TV(エムオン!)のオトナ向けライブコンテンツ「オトナ、LIVE。」として2019年2月に独占放送が決定している。(番組に関する詳細は、番組特設サイトにて後日発表)

カメラマンクレジット:©2018 Ichiro Kawashima


■『明日を拓こう』発売記念コンサート2018 北海道からどんぶらこ〜海越え国越え明日越えて〜
セットリスト
11月4日(日)@東京国際フォーラムホールA
1. 稲穂
2. 生まれる前から
3. ふたりの砂時計
4. お弁当ばこのうた〜あなたへのお手紙〜
5. 空の青
6. 深層
7. 永遠の絆
8. 母へ
9. 明日への序奏
10. 種
11. 明日(あす)へ向かう人
12. 愛の讃歌
13. 天国3丁目
14. サクラ〜卒業できなかった君へ〜
15. 明日(あした)を拓こう
16. あの海に帰りたいなら
EN1. 道しるべ
EN2. 感謝の根


〜オトナ、LIVE。〜
M-ON! LIVE 半崎美子 「『明日を拓こう』発売記念コンサート2018 北海道からどんぶらこ〜海越え国越え明日越えて〜」


□ 放送日時
2019年2月放送予定

また、この放送を記念して、スカパー!でMUSIC ON! TV(エムオン!)をお楽しみいただいている方を対象としたプレゼントキャンペーンを12月より開始予定!本キャンペーンに関する詳細は、決まり次第MUSIC ON! TV(エムオン!)公式サイトにてご案内します。

□ MUSIC ON! TV(エムオン!)公式サイト
http://www.m-on.jp/


■ 半崎美子 オフィシャルHP
https://hanzakiyoshiko.com/

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