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次世代のシンガーソングライターPuskásがビルボードライブ東京に初登場!未来の音楽の訪れを感じた夜

October 18, 2018 18:00

Puskás

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次世代のシンガーソングライターPuskásがビルボードライブ東京に初登場!未来の音楽の訪れを感じた夜

気鋭のシンガーソングライター・Puskás(a.k.a神崎克広)が、10月17日にビルボードライブ東京にて開催された、ビルボードジャパンとCiP協議会によるイベント『LIVE HACKASONG』にて、自身初のバンドセットでのLIVEパフォーマンスを披露した。

この日ビルボードライブ東京に初登場となるPuskásは、ループマシンを駆使し自らトラックメイクをするスタイルにプラス、SPiCYSOLのサポートとしても活躍する濱田織人(Ba)と元椿屋四重奏で現在はmoke(s)で活動中の小寺良太(Dr)をサポートメンバーに迎えスペシャルなバンドセットでの参戦。

ループマシンでギターリフとコーラスを重ねていくモーションを経て1曲目の「感極マル夜」へ。リズム隊によるグルーヴによって強靭な肉体性を手に入れたサウンドでオーディエンスを圧倒。譜割りが細かい性急感のあるフロウで会場を更に煽っていく。2曲目の「ASAYAKE」では一転、レイドバックしたフィーリングが気持ちいいナンバーで心地よいグルーヴを提供。バンド紹介のMCを挟んで、四つ打ちのビートに跳ねるメロディーが高揚感を誘う「Unique」、ブラックミュージックのグルーヴとストリート感を併せ持った「Stain」を続け、オーディエンスの心を踊らせていく。

そしてラストに披露された「鼓動」はシンガーソングライター・神崎克広の文脈を引き継いだアコースティックなバラード。同期の音を脱ぎ去った事で浮き彫りになった美しいメロディーからは彼のソングライターとしての才気がヒシヒシと感じられる。最後に披露したエモーショナルなロングトーンでは歌い手としての確かな実力をも証明、過去数々の偉大なミュージシャン達が立ったこのビルボートライブ東京のステージに確かな足跡を残した。

シンガーソングライター・神崎克広がagehaspringsとともに立ち上げたプロジェクトのPuskásは、自身でソングライティングを手掛けながらも、プロデューサーやクリエイターと共同でサウンドプロダクションを作り上げていくというエド・シーラン以降のシンガーソングライター像を体現するアーティストの一人だ。昨今では日本でも向井太一やeillを筆頭に、プロデューサーやクリエイターとコラボレーションした楽曲を発表する新しい形のシンガーソングライターが続々と台頭し、その存在感を強めている。

次世代のアーティストとして、新しい形のシンガーソングライター像を体現するPuskás、今後の活躍を期待したくなるような可能性を大いに感じさせる熱いステージだった。

撮影:樋口隆宏(TOKYO TRAIN)

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