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D.W.ニコルズ、初めての野外ワンマンは満員での大合唱ライブ!

September 5, 2018 18:30

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D.W.ニコルズ、初めての野外ワンマンは満員での大合唱ライブ!

9月2日、東京・上野水上音楽堂にて、D.W.ニコルズの「ニコニコ感謝祭」が開催された。

野外が似合うイメージの強いD.W.ニコルズ。実際に野外フェスやイベントの常連でもある彼らだが、野外でのワンマンライブは初となる。

午前中は土砂降りだった雨も上がり、開場時間前から入場口にはたくさんのファンが詰めかけた。あまりの盛況ぶりに予定より20分早く開場すると、会場内にはオリジナルグッズやサーティワンアイスクリームなどの売り子に扮したメンバーの姿が。メンバー自らのサービス精神溢れる演出に、会場はすでに笑顔溢れるお祭りのような雰囲気に包まれていた。

開演時間ちょうどになると、軽快な登場曲に乗ってメンバーが登場。わたなべ(vo)はパンダの被り物をして登場するという彼らしいコミカルな演出で笑いを誘う。ステージ最前方へ躍り出たメンバーが満員となった会場を見渡し、満面の笑みでオーディエンスを煽ると、会場はオールスタンディング状態に。そしていつも通りメンバー同士が握手をし、バンジョー、アコースティックギター、そして美しいハーモニーから始まる野外にぴったりの曲「ハッピーラッキーデイ」でライブがスタート。すでに涙するファンの姿もあちこちに見られ、この日がバンドにとってだけでなくファンにとっても特別な日だったことがわかる。

この日はそのファン層の広さも印象的だった。今年「ファミリーライブ」と銘打ったライブを開催するほどファミリー層のファンも多い彼らだが、驚くほど幅広い層のファンの姿が見られた。メンバーと同年代のファンももちろん多いが、家族連れのファンは本当に多いし、なかなかご年配の男性や女性もいる。そしてしっかりと若い世代の男女のファンがたくさん見られたのも印象的だった。このファン層の広さ、これこそ彼らの音楽の普遍性が示すところだろう。

ライブ本編は、今回の企画の一つであったリクエストコーナーを交えつつ、代表曲のオンパレードで構成された。彼らのライブの醍醐味の一つである自由なMCも大いに盛り上がり、千葉(B)が一度やってみたかったという客席のウェーブまで実現。後から聞いた話だが、そのウェーブもアドリブだったというから驚きだ。そしてそれらのバラエティ感とメリハリのある演奏とのコントラストが効いてあっという間に約2時間の本編が終了。本編の最後に演奏されたのは、この日「来場記念CD」として来場者全員に無料配布された「グッデイ」。ニコルズ史上最も多く演奏されてきたというライブ定番曲だ。わたなべ(vo)の「一緒に歌おう」の一言をきっかけに沸き起こったオーディエンスの大合唱はまさに圧巻の一言。このライブ中、何度も大合唱の場面はあったが、この自然発生的な大合唱こそがニコルズのライブの一番の醍醐味かもしれない。上野水上音楽堂は歓声がよく響く。そういう意味でもニコルズにぴったりの会場だった。

アンコールで登場し演奏されたのは、彼らの人生そのものを歌ったような「波瀾爆笑」。その後鳴り止まない拍手に応え、「晴れ」のような些細な日常の喜びを祝おう、というニコルズらしいメッセージが込められた「haleiwa」の大合唱でライブは締めくくられた。

終演後には、ステージから驚きの早さで退場口に駆けつけたメンバー全員で、ファンに手を振ってのお見送り。最後の最後まで、テーマである「感謝」を大切なファンに届けていた。

因みにこの日、メンバーは朝8:30から会場入りし、ステージの装飾や会場の準備などを自ら行っていた。様々な業務をメンバー自身で行うことでコストを抑え、低価格チケットでのライブを実現させたという。また会場内のスタッフも、専門分野以外は可能な限りメンバーが友人たちにアルバイトを依頼し、とことん「自分たちの血の通ったイベント」を目指したという徹底ぶりだ。本当にあたたかい、魔法のような空間はこうして作り上げられていたのだ。

この日、D.W.ニコルズはニコルズ史上最多動員数を記録。そして確かに「野外のマジック」はここにあった。それはただの開放感ではない。野外の雰囲気とニコルズの音楽性のマッチング、ファンの雰囲気と野外会場のマッチング。双方の意味で、これほどまでに野外が似合うバンドはそうそういないだろう。

「次は日比谷野音で」とメンバーは言う。日比谷のキャパは上野の倍以上。簡単なことではないはずだが、この日のライブを観た誰もがまた野外でニコルズを観たいと思ったに違いない。そしてこれでもかというほどのメンバーからの感謝の気持ちがファンに届いていないわけがない。相思相愛でバンドは続く。そして次なるステージへ。そう遠くない日の「日比谷野音」の実現を願うばかりだ。

また、新年1月に毎年開催している「ニューイヤーコンサート」の来年の開催もメンバーの口から発表された。日程や会場などの詳細は後日改めて発表されるとのことだが、この野外ワンマンを経てどんなライブを観せてくれるか、期待せずにはいられない。

photo by kazuki takahashi(sui sui duck)


□ SET LIST
1. ハッピ-ラッキーデイ
2. スマイル
3. フランスパンのうた
4. はるのうた
5. LIFE
6. 雨過天晴
7. アスパラベーコン
8. 愛に。
9. ありがとう
10. 手のひらにホクロ
11. アドベンチャー
12. あの街この街
13. 東京
14. 春風
15. グッデイ
encore
1. 波瀾爆笑
2. haleiwa


■ D.W.ニコルズ オフィシャルサイト
http://www.dwnicols.com/

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