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aiko【Love Like Aloha vol.6】ライヴレポート 2018.8.30 サザンビーチちがさき

aiko【Love Like Aloha vol.6】ライヴレポート 2018.8.30 サザンビーチちがさき

September 3, 2018 18:30

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3年ぶりにaikoがサザンビーチちがさきに帰ってきた!

2003年より不定期に開催されていたaikoの野外フリーライブ【Love Like Aloha】(以下:LLA)も6回目。8月30日(木)、茅ヶ崎にはLLA史上過去最高の37,000人が集結。aikoの一夜限りのステージに熱狂した。

定刻を5分程過ぎた頃、メンバーが登場。“夏が帰る”のイントロでaikoも登場すると、その姿を待ち焦がれたオーディエンスの興奮が汗のように飛び散り、リズミカルなaikoの動きと歌声に合わせクラップも弾む。続く“あたしの向こう”でバーン!と音玉が響けば、“予告”で全長50mの花道を最後尾まで進むaiko。

20180903LLA6_1.jpg「また、この場所でライヴをすることが出来ました。皆さん来てくれて本当にどうもありがとうございまーす!」久しぶりのサザンビーチちがさきの空気にaikoも笑顔を見せる。ブロック指定席の配布が朝8時ということもあり徹夜組も多く出たことから「この場所に来てくださってるみんなは殆ど寝てない人ばっかりだと思います。寝てないでしょ?」aikoがそう言うとオーディエンスは、睡眠不足とライヴの楽しさが入り混じったハイなテンションで歓声を上げる。しかし眠れなかったのはaikoも一緒。緊張でなかなか眠れなく、会場に来たファンのSNSなどをエゴサーチしていたらしい。ボロボロになるまで今日が最高の夏にしたいと語るaikoは、距離が近づく口調で「もうだいぶしんどいと思うけど踏ん張ってや!」そう言い伊藤園の「お〜いお茶」で乾杯!(この日は伊藤園から「お〜いお茶」が来場者に無料配布されていた)

それまで熱を帯びていた会場の空気は“瞳”で一変。ゆっくりと暮れていく茅ヶ崎の空に溶け出すセンシティブな歌声は、aikoのそばにいるaikoを愛する人たちに静かに届いた。

「海の向こう、空の上まで沢山の自分の歌を届けられたら良いなと思っています。」aikoは遠くまで目線を持っていきながら「ねえねえ一番後ろの人、携帯のライトを付けてもらっていい?」ふと思いついたようにそう言うと、「うわー、遠い!aikoでーす!広いね!凄いね!見える?」と手を振る。更に会場の背後にあるマンションから観ている人にも挨拶したり、このライヴのために作った同マンション内美容院の手描き横断幕に「ちょっと、宣伝するのやめてくれる?」とツッコミながらも「一生懸命セッティングしてるのを私はずっと見てた(笑)。ありがとうございます。」と笑顔でMCネタにする。楽曲の素晴らしさは勿論のこと、デビュー20周年を迎え国民的アーティストでありながらも、こういう気さくさが愛される理由だろう。

「サザンオールスターズ40周年イヤー、おめでとうございます!!」サザンビーチちがさきが改名のきっかけになったサザンオールスターズへのリスペクトを込めて、“ミス・ブランニュー・デイ (MISS BRAN-NEW DAY)”や“Ya Ya(あの時代を忘れない)”のカヴァー他、 “エナジー ”、“雲は白リンゴは赤”などのオリジナル曲も織り込んだメドレーで会場は再びヒートアップ!

いつもLLAが終わるともぬけの殻になってしまうというaikoだが、現在はツアー中。まだまだもぬけの殻になるわけにはいかない。「ほんま、すごい曲が入っているから!」と6月にリリースされたニューアルバム『湿った夏の始まり』にも触れるが「アルバムの曲じゃないです(笑)。」と笑いながら「空高くみんなに届きますように。」と“天の川”へ。月光のような黄色いライトがaikoの髪や頬を照らす。星空と流れ星の映像は美しく、aikoらしい独特な音階はエンディングのアドリブまで切なく甘く胸に沁み入る。

20180903U2A6640.jpgピアノが“花風”のイントロを奏でるとaikoは花道を走り、マイクは微かに熱狂の声を拾う。まるで花道に立っているような熱量を感じた。存在感を放つ<aiko 20th>と象られた大きな文字はライトによって鮮やかに色を変え、シンプルでありながら海沿いのロケーションに映える。

「出来れば朝が来るまでみんなで酒盛りしたいくらいですよねー。だがしかし!そんなことは出来ない変わりに後半戦はもっとボロボロにしてやる!皆さん、砂の上って死にそうですよね!」テンションを煽るようにそう言うと「男子!女子!」とコール&レスポンス。すると会場後ろ側のオーディエンスへ対して「前のみんながびっくりしてるから、もう一回言ってもらっていい?うしろー!」と再びコール&レスポンス。そのレスポンスの大きさに、会場全体からは驚きの声と拍手。ますます会場に一体感が生まれたところでaikoは「ボロボロになってしまえー!よろしくお願いいたしまーーす!」と叫ぶと、まるで後半戦合図のように“夢見る隙間”イントロで再び音玉が上がり、“ストロー”、ニューアルバム収録の“ハナガサイタ”へ繋げる。

「今日のことをどうかどうかずっと覚えててくれますように!」高い声とテンションで挨拶すると、最後は“キラキラ”。気がつけばすっかり日は沈んで、夜の海風は肌に涼しく感じるが、エネルギッシュで眩いほどのaikoとオーディエンスの笑顔がそこには在った。

「皆さん今日は本当にありがとうござましたー!また必ず会えますように!元気でねー!お疲れ様でしたーーー!!」小さい体いっぱいに挨拶するaiko。大歓声を受けメンバーと共に退場すると、1,700発の花火が夜空を彩り【Love Like Aloha vol.6】は幕を閉じた。

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photo:岡田貴之
text:秋山雅美(@ps_masayan



□ セットリスト
M1. 夏が帰る
M2. あたしの向こう
M3. 予告
M4. 横顔
M5. アンドロメダ
M6. 瞳
M7. メドレー(ミス・ブランニュー・デイ (MISS BRAN-NEW DAY)/ ドライブモード / エナジー / 二人 / Ya Ya(あの時代を忘れない)/ 信号 / 明日の歌 / 初恋 / 雲は白リンゴは赤)
M8. 天の川
M9. 花風
M10. 夢見る隙間
M11. ストロー
M12. ハナガサイタ
M13. キラキラ


■ aiko オフィシャルサイト
https://aiko.com/

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