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高橋優 全国LIVE TOUR 2017 - 2018「ROAD MOVIE」2018.3.30 ライヴレポート

高橋優 全国LIVE TOUR 2017 - 2018「ROAD MOVIE」2018.3.30 ライヴレポート

April 5, 2018 21:30

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昨年12月7日(木)埼玉県・三郷市文化会館 大ホール(FC限定販売公演)を皮切りに、自身最大規模となる全国37公演に及ぶ【高橋優 全国LIVE TOUR 2017 – 2018「ROAD MOVIE」】を開催。3月29日(木)・30日(金)のパシフィコ横浜2DAYSでファイナルを迎えた。

「ROAD MOVIE」というタイトルだけあって、SEには「スターウォーズ」、「ロッキー」、「燃えよドラゴン」など往年名作映画の主題歌を起用。オールドフィルムを彷彿とさせるカウントダウンが0を打つと、ステージにはツアータイトルが書かれた大きなレトロバス。その存在感に客席からも声が上がる。スクリーンには今迄巡って来たツアー先が路線図のように映し出され、横浜で点滅。イラストで描かれたメンバーと高橋のシルエットが降車口に向かうと本物が登場。ステージに高橋が登場した瞬間、自分がどれだけこの日を待ち望んでいたのかを知った。ライヴは“終焉のディープキス”でスタート。「ヨコハマー!しょっぱなから、ぶち上っていくぞ!」高橋はオープニングからボルテージを上げると、続く“象”でもヒートアップ。

20180405IMG_0125.jpgだが高橋はオーディエンスのボルテージに飲まれることも気負うこともなく、貫禄さえ感じさせる程に堂々と歌っていた。後のMCで、ファイナルのこの日は珍しく緊張したと言っていたが、それは緊張感から来るものだったのだろうか?しかしその歌声は驚く程、存在感を放っている。

「僕は視力1.5ありますから、伊達に眼鏡かけていませんからね(笑)。一番後ろまで見えてますよ。」MCでは、客席をくまなく見渡し手を振る。昨年4月にツアーと同名のシングル『ロードムービー』をリリースした高橋。 ロードムービーとは、旅の途中で巻き起こるさまざまな出来事を映画化したもの。今回は高橋史上最長のツアー。「長い旅の中でしか見ることの出来ない景色、この旅の中だからこそ感じることが出来る気持ち、そういったものをみんなと一緒に見つけられたら良いなという願いを込めて、今回このツアータイトルもロードムービーとさせて頂きました。」シングルと同じ気持ちをツアーにも乗せて銘打ったことを語った。プレミアムフライデーのこの日、自分のツアーを選んで来てくれたオーディエンスへ「37公演分のではなくて、自分の人生34年間とちょっとの中で一番最高の時間を過ごしたいんですけど、一緒に過ごしてくれますか!?ヨコハマ!」熱い口調でそう語ると“シンプル”へ。それまで上がりっぱなしのボルテージにミディアムテンポが心地よい。自身の経験を綴った“白米の味”では、可愛らしい声色で女性の台詞を歌うたびに歓声が上がり、サビでは「腹減った!腹減った!」と大合唱。最後の「あ、おかわり下さい」の後は、 しっかり「あと折角なので、崎陽軒のシュウマイも下さい」とご当地グルメで締めくくることも当然忘れない。 ところで“白米の味”のように高橋のライヴは、高橋からの煽りではなくオーディエンス発信で合唱になることが多い。これが歌の力だ!そういうオーディエンスの合唱を聴くたびに筆者はワクワクする。悲哀にユーモアを足したアッパーサウンドで盛り上がるオーディエンスの笑顔は、“羅針盤”でまっすぐに煌めく笑顔へと変わった。

MC中のメンバー紹介では、可愛らしく両手を振るメンバーに対し「37公演回ってきて、こんなに無邪気で気持ち悪いバンドメンバー初めてみた」と言い放つ高橋に会場は大爆笑。そのメンバーと熊本で食べた馬刺しが美味しかったことや、一緒に温泉やボーリングに行ったことなど、ツアー中の想い出話に花を咲かせた。更に高橋が主人公の叔父役“小暮宗介”として出演、このツアーファイナルの翌日3月31日(土)から公開される映画『honey』に話が及ぶと「宗ちゃ~ん!」と会場のあちこちから役名でコールが飛ぶ。「これが話のオチでした(笑)」と、メンバー達と観た映画の話から、自身の出演した映画の話へ繋げたことへ、少々照れ隠しな口調でそう言うと「ロードムービーという旅で独りじゃないって改めて実感した。色んな意味で独りじゃないという経験を沢山させてもらって嬉しかった。」と続け、“life song”へ。高橋とメンバーが、「桃太郎」や「3びきのこぶた」、「ブレーメンの音楽隊」など様々な童話の世界を旅するアニメーションに、温かいクラップが弾む。

「路上で表現していた形そのままで聴いてください。“BLUE”。」 インディーズ時代のこの曲はメジャーデビュー後、幾度となくバンドバージョンに挑戦するも、結局納得いくものが出来ず、シングル『ロードムービー』には約10年前の当時と同じようにアコギで1本で収録。このステージでもバンドメンバーは一旦退場、高橋一人で弾き語る。響くギターの音色も歌声もどこか荒削りで、まるで当時の高橋を想像するかのようにオーディエンスは聴き入っていた。

旅がもたらす別れについて高橋は、会えない時間も、また絶対会えると信じることで生きる力に変えていくことは出来るのではないかと語り、そういう想いを綴った“シーユーアゲイン”へ。迷いなく真っ直ぐ伸び上がる高橋の歌声をピアノの柔らかな音色が包み込む。すーっと大きく息を吸い込むブレスさえ歌の大切な一部に思えるし、静かなメロディから高橋の溢れ出すエネルギーと、<また会えるよ>と言っているような愛情を感じた。ここで再びバンドメンバーが揃うと、映像には満天の星。

20180405IMG_0251.jpg“ロードムービー”のイントロに拍手が沸き起こった。“シーユーアゲイン”から“ロードムービー”の流れは、高橋にとっても今ツアーへの想いが詰まっているのではないだろうか。それを想像してかは分からないが、涙するオーディエンスの姿も見受けられた。

「オトナな曲やってもいいですか?ヨコハマ!」ライヴも後半戦に入り、それまでのムードが一変!テレビ朝日系 土曜ナイトドラマ「オトナ高校」の主題歌“ルポルタージュ”でボルテージを上げると“太陽と花”に続き、“Mr.Complex Man”へ。(この曲の冒頭でも「ハーバーを買ってきてくださーい」と横浜銘菓をしっかり入れ込む!)「さあヨコハマの声聴かせてください!」高橋の声に「Oh yeah! yeah! yeah!」とオーディエンスの声も響く。それでも「叫べヨコハマ。今日最後だから全部出そうぜ!全部俺にぶつけろよな!!」と煽れば歌声も更に大きくなり、サビでは会場が揺れる! エンディングはすぐさま“明日はきっといい日になる”へ繋がり、朗らかなオーディエンスの歌声に高橋も満面の笑顔を浮かべている。メンバーの超絶ソロに盛り上がると、ステージのバスが真っ二つに!そう、“泣ぐ子はいねが”で、なまはげの登場だ!

20180405IMG_2740.jpg【全国ホール&アリーナツアー 2016-2017「来し方行く末」】の時同様、意味不明な焼売と豚まんネタ(笑)をブチかまし、曲後「またやっちった…」と反省気味の高橋だが、テンションはMAX!

MCでバンドメンバーやスタッフ、カメラクルーなどへ感謝を述べた高橋は、「何よりも今日、大切な時間を割いてここに来てくれた人たち全員に言いたいんだけど、俺の曲なんかを聴いてくれて本当にありがとうございます!」と続けた。この時、いくら感謝してもし足りないという高橋の想いを垣間見た気がする。実際、ひとつのツアーを作るには驚く程沢山の人の力が必要だ。このツアーが大成功で無事ファイナルまで迎えられたことに高橋は感謝の言葉を繰り返した。特に最後の「ありがとう」は、オーディエンスへは勿論だが、自分を支えてくれたスタッフやバンドメンバーへの言葉にも取れ、熱いものを感じた。奇跡は待つのではなく自ら起こしに行くものという想いを込めた“虹”で本編は終了。スクリーンには大きな虹がかかっていた。

「アンコールを折角もらったので、ここからもうひと盛り上がりいけますか?ヨコハマ!っていうか、ここから更なるピークを目指しませんか?ヨコハマ!」アンコール、“パイオニア”で再びパシフィコ横浜を揺らすと、“こどものうた”のイントロでは、割れんばかりの拍手と歓声で湯気が出そうな程の熱気だ!そして更に熱気を増したのは、【秋田CARAVAN MUSIC FES 2018】の発表。音楽で秋田を盛り上げたいという願いからスタートしたこのフェスも3年目となる。今年は9月1日(土)・2日(日)に秋田県仙北市・田沢湖生保内公園野球場にて開催。 ツアーが終わってしまう寂しさも、仕事の嫌なことも忘れさせてくれる、大合唱の“リーマンズロック”で【高橋優 全国LIVE TOUR 2017 – 2018 「ROAD MOVIE」】は幕を閉じた。

恒例のSE合唱は“虹”。サビを一緒に歌う高橋が深々と頭を下げ退場。スクリーンには、高橋とメンバーを乗せ「Fin」と書かれたバスが発車。“泣ぐ子はいねが”でなまはげが真っ二つにしたところを繋ぎ合わせている絵も細かくて可愛いではないか。その後、高橋直筆メッセージが映し出された。最後には「何度だって奇跡を起こしに行きましょう。」と綴られている。 多分高橋自身、今回のツアーは、奇跡と思える瞬間を何度となく目の当たりにしたのではないだろうか。きっと、いや、絶対に新しい奇跡を見られるだろう。

Photo:新保勇樹
Text:秋山雅美(@ps_masayan



□ セットリスト

01. 終焉のディープキス
02. 象
03. 現実という名の怪物と戦う者たち
04. シンプル
05. BE RIGHT
06. 白米の味
07. 羅針盤
08. life song
09. 花のように
10. 同じ空の下
11. BLUE
12. シーユーアゲイン
13. ロードムービー
14. ルポルタージュ
15. 太陽と花
16. Mr.Complex Man
17. 明日はきっといい日になる
18. 泣ぐ子はいねが
19. 虹

Encore
En1. パイオニア
En2. こどものうた
En3. リーマンズロック


■ 高橋優 オフィシャルサイト
https://www.takahashiyu.com/

  関連画像

  リリース情報

19thシングル
「プライド」

2018年5月30日発売

プライド

通常盤【CD】

WPCL-12881 / ¥1,200(税別)

プライド

期間生産限定盤【CD+DVD】

WPZL-31468 / ¥2,000(税別)

プライド

グッズ付き数量生産限定盤【CD+グッズ】

WPCL-12882 / ¥2,500(税別)

  インフォメーション

秋田 CARAVAN MUSIC FES 2018

2018年9月1日(土)、9月2日(日)
秋田県仙北市・田沢湖生保内公園野球場
開場10:00 / 開演 12:00 / 終演予定 18:00

□ チケット代
・1日券(ブロック指定)¥8,640
・2日間通し券(ブロック指定)¥15,780
・学割/1日券(ブロック指定)¥4,320
・学割/2日通し券(ブロック指定)¥8,000
※学割は中学生から高校生の学年にあたる方が対象。入場時に身分証提示
※小学生以下無料(要保護者同伴)
※入場年齢制限無し(小学生以下無料 / 要保護者同伴)
※1公演日につき1人4枚まで


□ 先行受付
高橋優オフィシャルファンクラブ「U are not alone」先行受付:5月1日(火)18:00〜

□ 特設サイト
http://www.acmf.jp/2018/

□ 公演に関するお問い合わせ
キョードー東北022-217-7788(平日:10:00〜19:00 土曜:10:00〜17:00)

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