ディオール 2018春夏キャンペーンでは、モデルでアーティストのサーシャ・ピヴォヴァロヴァをフィーチャー。彼女はショーのファーストルック:『Why Have There Been No Great Women Artists?(なぜ偉大な女性アーティストが生まれなかったのか?)』というリンダ・ノックリンによるエッセイのタイトルがプリントされたTシャツにジーンズでショーの幕開けを飾った。
パトリック・デマルシェリエのレンズがスタジオで捉えたのは、サーシャが描いた、あるいはいままさに制作中のドローイングとともに佇む彼女。ほっそりとした顔、見る者の心を奪うまなざしを向ける女性たちのポートレートは、どこかサーシャと彼女の感情を映し出すかのよう。
マリア・グラツィア・キウリにとって今回のコレクションのインスピレーション源となったニキ・ド・サンファルを想起させる制作過程が展開される。また、キャンペーン全体を通じて、1960年代のエスプリとともにアーティスティックでフェミニン、そしていたずらっぽい空気が漂う。
■ クリスチャン ディオール
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