WEB FANZINE

POPSCENE

between popular culture and counterculture

野田愛実、名古屋CLUB QUATTROオフィシャルライブレポート

March 21, 2017 21:30

live_label
0
0
0
野田愛実、名古屋CLUB QUATTROオフィシャルライブレポート

野田愛実ワンマンライブ『時間旅行』〜晴れ女、今日も快晴なんです(笑)〜
2017.3.12(日)@名古屋CLUB QUATTRO
出演:野田愛実(Vo,Gt,Key)松岡モトキ(Gt)浜崎賢太(Bs)大塚雄士(Dr)北村真奈美(Key,Cho)

昨年3月に行われた名古屋・新栄SPADE BOXでのワンマンから1年。今回のワンマンライブはキャパシティを大きく上げ、名古屋CLUB QUATTROにて開催された。満員の客席の笑顔に対面した彼女はどんな反応をするのだろう。観客の沢山の期待によって、会場は開演前から幸せな空気感に包まれていた。

「タイムトラベラー」の前奏を合図に、ステージの椅子に腰かけた野田にスポットライトが当たる。原曲はアップテンポなポップナンバーだが、始まりはこのピアノ弾き語りアレンジ。曲終わりに“皆さん今日はよろしくお願いします!”といつもの元気な声と笑顔がはじけると、「ミライ」「100%片想いでしょ」と力強いサウンドが印象的な楽曲が続く。いつもはソロ形態、ギターやピアノの弾き語りでステージに立つ彼女だが、この日はギター、ベース、ドラム、キーボードのフルバンドセット。演奏隊の頼もしい音圧に背中を預け、響き渡る伸びやかな歌声が会場を一気に満たしていった。

055yao8679.jpg“皆さん時間旅行へようこそ。今日は一緒に楽しい旅をしましょう”と呟くと、「チェシャ猫のシッポ」を披露。ハンドマイクを取り歌い上げた「さよなら」やスロウ・バラード「片想い」では、いつものシンガーソングライターとは違う彼女の“シンガー”な一面が覗く。新曲「僕らの明日」は跳ねるリズムとミドルレンジの効いた歌い方が新鮮で、常に今の自分を更新していく野田愛実の可能性を改めて感じた。

宇多田ヒカルのカバー「Automatic」でムーディーになった会場の空気を大切に引き継ぐように演奏されたのは「待宵の月」。大学入学で上京する時の気持ちを書いたという「サクラヒラリ」では、出会いと別れの裏腹な気持ちが繊細に描かれる。ピンクの照明が透けた彼女の揺れる髪を見て、春のそよ風が吹いた気がした。自身の体、声、頭、全てを使って世界を紡ぐ。ここは既に野田愛実の物語の中だ。

ZIP-FMで番組を担当する彼女が“ジッピー(ZIP-FMリスナーのことをこう呼ぶ)のために作りました!”という「HappySmile」の曲中では、お手製のバズーカを使って手作りパラシュートを飛ばす一幕も。大学院で建築を学ぶ野田ならではの演出が、このバズーカがパラシュートを全く“飛ばせなかった”というオチも含めてとても彼女らしく、思わずクスッと笑ってしまった。(しまいには自ら客席に降り、手でパラシュートを投げていた)

本編ラストスパートは「冬恋」「全力ガール」「夏のせい」とキラーチューン続き。底抜けのポップネスが惜しみなく発揮され、客席からはタオル回しも巻き起こる。最高潮の熱気を浴びながらステージをあとにした彼女だが、アンコールの呼びかけによりすぐに戻ることとなり、新曲「トキメキラッシュアワー」が披露された。
いつもあっけらかんとしていてネガティブな感情を出さない野田が最後に語った“このワンマンを決めた時は不安だったけど、こうやって皆が聴きに来てくれて幸せ。これからも応援よろしくお願いします”という言葉は、23歳の彼女の素直な想いだ。アンコールのラスト曲、バンドセットでの「タイムトラベラー」によってワンマンライブ『時間旅行』の幕は閉じたが、あの場に居た全ての観客と野田愛実は同じタイムマシンに乗り、これからも“タイムトラベル”は続いていくのだろう。そんな予感をさせる、光と希望、そして笑顔に満ちたワンマンライブとなった。

105yao9364.jpg
□ セットリスト
タイムトラベラー
ミライ
100%片想いでしょ
チェシャ猫のシッポ
さよなら
片想い
僕らの明日(新曲)
コトノハ
An episode
Automatic(宇多田ヒカルカバー)
待宵の月
サクラヒラリ
HappySmile
冬恋
全力ガール
夏のせい
En.1 トキメキラッシュアワー
En.2 タイムトラベラー

  コメント

  新着記事

  SEARCH

  PICK UP

オフィスオーガスタ特集 アーカイブ

  iTunes Music Chart

mFound アーカイブ