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J-WAVE TOKYO GUITAR JAMBOREE supported by Volkswagen 3月12日 両国国技館

March 14, 2017 14:30

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J-WAVE TOKYO GUITAR JAMBOREE supported by Volkswagen 3月12日 両国国技館

3月12日(日)、東京・両国国技館にて開催された「J-WAVE TOKYO GUITAR JAMBOREE supported by Volkswagen」全8組の、トップバッターを務めたのは、竹原ピストル。土俵に見立てたセンターステージのまわりは、360度どこを見渡してもお客さんがギッシリ。そこに、まさしく国技館らしい「ひが〜し〜、竹原ピストル〜」の呼び出しで竹原ピストルが登場すると、場内9,000人の観客から割れんばかりの拍手が起こりました。

竹原は「素敵に呼び込んでいただいて、感激です」と挨拶をした後は「ドサ回り数え歌」「LIVE IN 和歌山」「よー、そこの若いの」と立て続けに披露。その後、「景気の良いやつ、やります」との一言で「みんな〜、やってるか!」から、「ねぇねぇくみちゃん、ちゃけらっちょ〜!!」「Forever Young」まで熱唱し、観客を魅了しました。

「初めてお会いする方々、ありがとうございます。さっきみたいに、名前を呼ばれただけで観客の声援を浴びながら登場するなんて、4年に一度あるかないか…なので、めちゃくちゃ嬉しいです」と笑いを誘いつつ、改めて挨拶をしました。

「キャリーカートブルース」「俺のアディダス ~人としての志~」に続いては、竹原が自分なりに歌詞を付けたという「Amazing Grace」。最後は自身のライブでは必ず行うというポエトリーリーディングで「のろし」まで、魂のこもった10曲で、あっという間に駆け抜けて行きました。いずれも曲の長さや、雰囲気の異なる曲。竹原が「色々なバリエーションの曲を用意したので、一曲でも聴いていけたら」との思いで選んだそうです。

竹原ピストルに続き、2組目の出演アーティストとして「夜間飛行」をSEに土俵に駆け上がったのは、同曲を歌う石崎ひゅーいと、マキタスポーツの二人。そしてまず、ギターを抱えたのはマキタ。石崎に「見守ってて」と懇願し、なんと石崎は客席に用意された椅子へ…! マキタは「緊張してます」と胸中を明かしつつ、そうは見えないアレンジと歌声で1曲目の「芸人は人間じゃない」を歌い上げ、2曲目「上京物語」でも歌マネを交えつつ、会場を爆笑の渦へと巻き込んでいきました。

土俵に戻った石崎は「マキタさんの後、妙なやりづらさがあるんですけど頑張ります(笑)」とポツリ。今度はマキタが客席に用意された椅子に座って石崎を見守ります。

そして「個人的なことなのですが、僕の友達が彼女と別れて、そいつのために歌います」と石崎が演奏したのは、「お前は恋をしたことがあるか」。続く「さよなら、東京メリーゴーランド」では、激しいシャウトで会場の観客を圧倒。3曲目にしっとりと歌い上げた名曲「花瓶の花」は、きっと多くの観客の涙腺を崩壊させたことでしょう。

ラストは、石崎が弾き語り、マキタがマラカスを振り踊る「夜間飛行」。大盛り上がりのステージとなりました!

続いて呼出しにより名前が呼び上げられ、拍手と歓声の中、山内総一郎(フジファブリック)が土俵に上がります。颯爽とギターをかき鳴らし、「バタアシParty Nigh」でスタート。クラブミュージックテイストなダンスナンバーですが、今回はフラメンコを思わせる情熱的なアレンジ。ギターを変え、静かに始まった2曲目は「LIFE」。いつもとは違うバージョンで聴けるのが、弾き語りライブの醍醐味! 両国国技館に響き渡るアウトロでの雄叫びには会場が拍手喝采。ギタープレイだけでなく歌でも魅せます。

人生を振り返ると、その半分以上ギターを弾いていることになると語る山内は「ギターの名前がついているこんなイベントに参加できて非常に嬉しく思います」と感謝の言葉を口にしました。約10年前にこの会場でライブをしたことのあるフジファブリックですが、その時は「まさか10年後に戻って来るとは思わなかった」と山内。そして、当時もこの場所で歌った曲「若者のすべて」を披露。

ラストとなる4曲目は「虹」。オールドロック調のバッキングに観客も自然と手拍子で盛り上がります。サビを歌い上げると会場のテンションもMAXに。ここから怒涛の早弾き! それをさらに煽るように手拍子も大きくなります。土俵際を練り歩きながら、さらにギタープレイで四方の観客を煽る山内。互いに負けじと盛り上がる様はまるで、相撲の大一番さながら。曲数にするとわずか4曲ながら、圧巻の歌とギターで会場が一体化したステージでした!

「ミワー!」「ミワちゃ〜ん!」という声援が飛び交う中、土俵を模したステージに登場すると、挨拶代わりに演奏したのは「ヒカリへ」。前半最後の出演者となるmiwaの歌声が、両国国技館内に響き渡りました。

360度、あらゆる角度から見守られながら、続いてデビュー曲「don’t cry anymore」を熱唱。観客が感慨に浸る中、「3月でデビュー7周年になります!」と報告すると、場内は温かい拍手に包まれました。そして「先輩方を見ていると、まだまだこれからだなと思います」と語り、尊敬している“先輩”、シンディ・ローパーの「True Colors」を歌い上げ、「君に出会えたから」では、9,000人がタオルやハンカチをグルグルと回し、ステージと観客が一体化しました。

出番終了後、miwaは「弾き語りは、バンドで演奏している時とは違って、自分がギターの手を止めてしまうと無音になってしまうのでギターの重みを感じます。それに、お客さんの歓声と手拍子が楽器のようで…一緒にライブを作っているような感覚でした!」と感激していました。

休憩を挟み、いよいよ「J-WAVE TOKYO GUITAR JAMBOREE supported by Volkswagen」も後半。1組目には3回連続出場となるトータス松本が、パリッとキメたスーツで登場。早速、「笑えれば」で観客を沸かせ、「今日も(お客さんが)たくさん入ってるね! いらっしゃいませ!」と挨拶。

一転、「涙をとどけて」「チークタイム」は、しっとりと歌い上げましたが、ステージは土俵を模したセンターステージ。四方八方からの9,000人の視線を感じたトータスは「緊張感あるな〜(笑)」と照れながらも、「ファンが多いのはどの方向かな?」と笑顔で呼びかけ、観客を煽ります。

「サムライソウル」ではトータスのハーモニカが国技館に響き渡り、「明星」では軽快なギターに全員がノリノリ。ラストの曲「バンザイ~好きでよかった~」では、途中でギターを置き、なんとマイク一本で、観客と熱唱しました!

後半2組目のハナレグミが、ステージに上がると観客から一斉に「タカシ〜!」というコール(笑)。それに応える冒頭のMCから会場を笑わせつつ、しかし、1曲目の「音タイム」が始まると、その第一声から観客は心を奪われます。このギャップがハナレグミのライブの醍醐味です。

さらに「音タイム」を歌い終わると、ある日に沖縄に行ったら、と話しはじめるハナレグミ。そこでのちょっぴり切ない(?)エピソードを踏まえて、くるりの「男の子と女の子」カバーを披露。切なくも笑える話を聞かされた後でも、やはり名曲。そしてその歌声。観客を引き込み、歌い終わった後には大きな拍手が湧き起こりました。

3曲目に「きみはぼくのともだち」、そしてアップテンポの「明日天気になれ」では観客とコール&レスポンス。ラストとなる5曲目には、「ここでせっかくなんでゲストを」と、会場がどよめく中、先にステージを終えていた山内総一郎を呼び込みました。もちろん会場は大盛り上がり!

ステージに上がった山内へ、ハナレグミからのリクエストは「最初は星を降らせてほしい」 。そんなリクエストで演奏された曲は、「ハンキーパンキー」。山内の奏でるエレキギターに、本当に星空が見えた人もいたのでは? それくらい素晴らしいコラボレーションでステージを締めくくりました。

ライブも終盤になり、満を持して登場したのは“ベンジー”こと浅井健一。360度客席に囲まれたステージに上がり、四方向に丁寧にお辞儀をすると、静かに「ガードレールに座りながら」を歌い出す浅井。

「SPRING SNOW」「きせき」「幸せな人」「ペピン」「New Rudy Tuesday」と、終始、紫のダークな照明の中、本当にギター1本で弾いているのかと耳を疑うほどに繰り出される、抒情的に響くギター。唯一無二の独特な世界観を持つ歌声はもちろん、少し枯れた音の口笛すらもセクシーで、観客は手拍子を忘れるほどに圧倒されました。

MCで「今日は、こんなでっかいとこでやれて光栄です」と話し、観客からのやまぬ声援を聞いて、「じゃあ一発、面白い話でもしてやろうか?」と、クールな浅井のイメージとは裏腹のまさかの発言! しかし、「…っていうのは冗談だよ(笑)」と続け、茶目っ気をのぞかせる一幕も。また、別のMCでは、とある海外で起きた事件を例に「表現の自由」について語った浅井。「表現の自由」という名の下に誰かが傷ついていることを憂いながら、「フリーダム」を歌い上げました。ステージを「わらのバッグ」で締めました。

そしてこの日、結びの一番で土俵入りしたのは斉藤和義。全身黒のコーディネートにワンポイントとしてあしらったエメラルドグリーンの靴が目を引きましたが、気にする暇もないまま、1曲目から「ずっと好きだった」で会場は一気にヒートアップ!

2曲目の「マディーウォーター」を歌い終えると、「花粉症で鼻水が出てしょうがないので…」と、花粉症に苦しんでいる事実を明かし、鼻声のまま「イエーイ!」と会場を盛り上げました(笑)。しかし、「遺伝」「ウサギとカメ」と歌い出せば歌声は鼻声どころか、観客一人ひとりの心を揺さぶるパワフルさ。さすが、横綱級の貫禄を感じさせます。

「歌うたいのバラッド」をしっとりと歌い上げた後、ラストソングの「ベリーベリーストロング~アイネクライネ~」で会場の盛り上がりは最高潮に。アコギの疾走感溢れる歯切れの良いカッティングで、両国国技館を揺らしました!

興奮冷めやらぬ両国国技館。そこへ再び、竹原ピストル、マキタスポーツ、石崎ひゅーい、山内総一郎(フジファブリック)、miwa、トータス松本、ハナレグミ、浅井健一、斉藤和義、オープニングアクトの関取花、ゲストアクトのカノエラナ、総勢11名の出演者全員が現れ土俵に上がりました。

斉藤が「感謝の気持ちを込めて…」と語り、先日惜しまれながらもこの世を去った、ムッシュかまやつさんの「我が良き友よ」を、それぞれ11本のギターと11人の歌声で、観客と共に大合唱! この日、会場が一つになった瞬間でした。きっとこのとき、天国のかまやつさんも一緒にギターを弾いて歌っていたことでしょう。12人目の出演者として。

なお、この日のライブ音源は、ラジオ(J-WAVE)、テレビ(BS朝日)でオンエアが予定されています。まずは、3月19日(日)23時―23時54分、3月26日(日)23時―23時54分のJ-WAVEの番組「SUNDAY SESSIONS Volkswagen J-WAVE TOKYO GUITAR JAMBOREE SPECIAL」(ナビゲーター:藤田琢己)にご期待ください!

Photo by HAJIME KAMIIISAKA


□ セットリスト

関取花(オープニングアクト)
M1. また今日もダメでした
M2. もしも僕に

竹原ピストル
M1. ドサ回り数え歌
M2. LIVE IN 和歌山
M3 .よー、そこの若いの
M4. みんな〜、やってるか!
M5. ねえねえくみちゃん、ちゃけらっちょ〜!!
M6. Forever Young
M7. キャリーカートブルース
M8. 俺のアディダス
M9. Amazing grace
M10. のろし

マキタスポーツ+石崎ひゅーい
M1. 芸人は人間じゃない/マキタスポーツ
M2. 上京物語/マキタスポーツ
M3. オレの歌/マキタスポーツ
M4. お前は恋をした事があるか/石崎ひゅーい
M5. さよなら、東京メリーゴーランド/石崎ひゅーい
M6. 花瓶の花/石崎ひゅーい
M7. 夜間飛行/マキタスポーツ&石崎ひゅーい

山内総一郎(フジファブリック)
M1. バタアシ Party Night
M2. LIFE
M3. 若者のすべて
M4. 虹

miwa
M1. ヒカリへ
M2. don't cry anymore
M3. True Colors
M4. 君に出会えたから

カノエラナ(ゲストアクト)
M1. カノエラナです。
M2. ヒトミシリ

トータス松本
M1. 笑えれば
M2. 涙をとどけて
M3. チークタイム
M4. サムライソウル
M5. 明星
M6. バンザイ〜好きでよかった〜

ハナレグミ
M1. 音タイム
M2. 男の子と女の子
M3. きみはぼくのともだち
M4. 明日天気になれ
M5. ハンキーパンキー

浅井健一
M1. ガードレールに座りながら
M2. SPRING SNOW
M3. きせき
M4. 幸せな人
M5. ペピン
M6. New Rudy Tuesday
M7. フリーダム
M8. わらのバッグ

斉藤和義
M1. ずっと好きだった
M2. マディーウォーター
M3. 遺伝 
M4. ウサギとカメ
M5. 歌うたいのバラッド
M6. ベリーベリーストロング

SESSION
M1. 我が良き友よ

  関連画像

  インフォメーション

SUNDAY SESSIONS Volkswagen J-WAVE TOKYO GUITAR JAMBOREE SPECIAL

放送日
① 2017年3月19日(日)23:00-23:54
② 2017年3月26日(日)23:00-23:54
ナビゲーター:藤田琢己

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