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新山詩織 全国ツアー2016-2017「ファインダーの向こう」ツアーファイナル

新山詩織 全国ツアー2016-2017「ファインダーの向こう」ツアーファイナル

January 30, 2017 20:00

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2017.1.21@TSUTAYA O-EAST

去年11月にリリースされたアルバム『 ファインダーの向こう』を携え、12月からスタートした【新山詩織 全国ツアー2016-2017 「ファインダーの向こう」】が今年1月21日(土)東京・TSUTAYA O-EASTにてファイナルを迎えた。

オンタイム、フロア両サイドのスクリーンにツアー初日の映像やリハーサル風景、楽屋の様子が映し出されると、バンドメンバーの橋谷田真(Dr)、二家本亮介(Ba)金子健太郎(G)神佐澄人(Key)に続いて新山詩織が登場。アルバムにも収録の最新シングル曲“あたしはあたしのままで”でライヴはスタート。間奏で後ろを向いた新山に向けられる橋谷田の笑顔に、バンドメンバーと彼女の絆を感じる。「新山詩織全国ツアーファイナルへようこそ!」堂々とした口調で掲げた手に、熱気溢れるフロアは歓声を上げた。“気まぐれ”のうねるベースに身を委ねながら両端のお立ち台でリズムを取る新山。オーディエンスを煽りつつ、時折シャイな姿が見え隠れする姿は同性からしても可愛い!と思ってしまう。しかし同曲で見せるのは憂いある大人っぽい歌声。

「東京!」“もう、行かなくちゃ。”が終わり少しの沈黙が続いた後、新山は突然力強い声で叫んだ。思わずオーディエンスもメンバーも驚き、「おぉ」と声を上げる。更に「盛り上がってますかー!」と大きな声で言ってみたり小さな声で言ってみたり。こぼれる笑顔から、新山自身がこのツアーファイナルを楽しんでいるのが手に取るように分かった。「帰ってきました、東京!」みんなからの大きな拍手を受け「いやぁ…しょっぱなから感慨深くなってどうする(笑)」と、早くも泣きそうになるのをこらえつつ自分に言い聞かせる新山。「去年は挑戦という言葉をテーマに駆け抜けてきた一年でした。」20歳を迎え、リリースだけでなく初めてのドラマ出演での経験や出会いは彼女にとって大きかったと言う。「去年は本当に私にとってなくてはならない一年だったと思います。」去年を振り返りながら、ドラマ『ラヴソング』で“宍戸春乃”として歌った福山雅治作詞作曲の劇中歌“恋の中”を丁寧に歌い上げた。更に、映画「古都」のエンディング曲としてカヴァーした中島みゆきの名曲“糸”をしっとり歌う姿にオーディエンスも酔いしれる。“四丁目の交差点”終了後、新山は一端退場。 フロアに“今 ここにいる”が流れる中、両端のスクリーンにはツアー中、新山がinstagramに掲載した繊細な風景やメンバーとの姿が、映像を含め濃密に映し出された。

NS1701211269_ok.jpgライヴも中盤。赤いチェックのワンピースにライダースジャケットを羽織り、再び登場した新山。クラップで盛り上げると“Sweet Road”、“Snow Smile”に続き、“Everybody say yeah”でオーディエンスも歌声を響かせ、“Dear friend”でお立ち台の上からツアータオルを掲げるとフラッシュライト瞬く中、曲に合わせタオルが回りヒートアップ!「今だけもっと声出してみませんか!」“Don’t Cry”、サビを歌うオーディエンスを煽りながらも胸いっぱいの表情を浮かべ、本編は“隣の行方”にて終了。

「すべての方に、何度も何度も足りないくらいの感謝の気持ちで今、いっぱいです。」アンコールで登場した新山は確かにこのライヴ中、何度「ありがとう」を伝えただろうか。無事にツアーファイナルを迎えられた喜びに加え、ファンへ贈られた感謝の言葉は、拍手や歓声として再び彼女へ注がれた。そんなみんなへの感謝を綴った“名前のない手紙”。かみしめるように歌う新山と、それを受け止めるオーディエンス。この日、この時間を共有するべく、フロアは彼女の歌声に耳を傾けていた。悪天候に悩まされたこともあった今ツアーだが今まで以上に濃いものだったと言う。「楽しい日々でしたね。」ここまで一緒に支えてきたバンドメンバーもそれぞれ、今ツアーを振り返る。

NS1701212634_ok.jpg以前から骨太なロックミュージシャンたちの曲をカヴァー、今アルバムの通常盤にも収録されているが、ツアーファイナルということでTHEATRE BROOKの“ありったけの愛”、THE GROOVERSの“現在地”を2曲続けて披露。カヴァーをこれだけ自分のものに出来るのは新山自身が心からそのミュージシャンや楽曲を好きだからこそ。スモーキーな歌声はオリジナル、カヴァー問わず、色とりどりの表情を見せてくれた。沢山の「ありがとう」と共に、新山詩織 全国ツアー2016-2017 「ファインダーの向こう」はメジャーデビューシングル曲“ゆれるユレル”で幕を閉じた。別れを惜しむようにオーディエンスへ挨拶する新山、左右のスクリーンには直筆のメッセージ。全7公演のツアーを終え、2月で21歳になる彼女は2017年、どんな歌を聴かせてくれるだろうか。

text:秋山昌未


□ セットリスト
M01. あたしはあたしのままで
M02. 部屋でのはなし。
M03. 気まぐれ
M04. もう、行かなくちゃ。
M05. 恋の中
M06. 午後3時
M07. 絶対
M08. 糸
M09. 四丁目の交差点
M10. Sweet Road
M11. Snow Smile
M12. Everybody say yeah
M13. Dear friend
M14. Don’t Cry
M15. LIFE
M16. 隣の行方

Encore
En01. 名前のない手紙
En02. ありったけの愛
En03. 現在地
En04. ゆれるユレル


■ 新山詩織オフィシャルサイト
http://niiyama-shiori.com

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