1月18日(水)、ももと小春による姉妹音楽ユニット、チャラン・ポ・ランタンが“ほぼ”フルアルバムの新作『トリトメナシ』をリリースする。
チャランポは社会現象化した大ヒットドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」(TBS系)のオープニングテーマ「進め、たまに逃げても」を担当した。ところが同作のエンディングで流れる星野源の「恋」がいわゆる「恋ダンス」と相乗効果を見せ、モンスター級の広がりと共に大ヒットしたことによって、「逃げ恥のオープニングほんと空気(存在感がない)」などと「恋」とは対照的な「進め、たまに逃げても」を皮肉る声がネットでは徐々に広がっていった。
しかし、チャランポのふたりはそんな流れに抗うことなく、意外な行動を取り始める。姉の小春(アコーディオン)に至っては「これ、『逃げ恥のOP曲 チャラン・ポ・ランタンだったこと知らなかった人RT』で超拡散されるんじゃね」と、むしろ「#チャランポ空気説」というハッシュタグを用いたツイートまでしてみせたのだ。
そんな、見る者からすると自虐的なチャランポの姿は「実はすごい奴らなのでは!?」とゆっくり話題になってゆく。この奇妙な現象によって、チャランポの「進め、たまに逃げても」のMVは見事拡散し、YouTubeでの視聴回数は現在まで230万を突破している。
「逃げ恥」の放送終了後には、新作『トリトメナシ』に収録される新曲「かなしみ」(作詞・作曲:小春)にMr.Childrenが“ヒカリノアトリエ”名義でアレンジ・演奏、しかも桜井和寿がコーラス参加していることが判明すると、このニュースは更なる反響を呼んだ。
実はMr.Childrenが他アーティストの曲を手掛けるのはデビューから25年で“初”のこと。桜井は「トリトメナシ」特設サイトで以下のコメントを発表している。
「今Mr.Childrenのツアーを廻っているメンバーで『かなしみ』のレコーディングをさせてもらいました。僕がボーカルではない曲をMr.Childrenで演奏し録音するのは初めてのことでしたが、曲の素晴らしさに引っ張られ、また可愛い歌声に寄り添いながら楽しくレコーディング出来ました。より多くの人にチャラン・ポ・ランタンの才能を感じてもらえたら嬉しいです。チャラン・ポ・ランタンは、そのパフォーマンスが魅力でありますが、この曲『かなしみ』は、パフォーマンスなしで、例えばリスナーが目を瞑って聴いても、心を揺さぶられるような曲にしたいと考え、普段よりも繊細に丁寧に演奏しました。とっても愛しい作品になったと思います。是非聴いてみてください」
小春は昨年のMr.Childrenのツアーにサポートメンバーとして同行し、ミスチルのメンバー4人と、小春を含めた実力派プレイヤー4名を合わせた8名はツアータイトルと同じ“ヒカリノアトリエ”を冠した活動をしている。
11日にミスチルが発表したシングルのタイトルは「ヒカリノアトリエ」だが、この演奏はミスチルと小春を含めた“ヒカリノアトリエ”が担当している。つまり今回の「かなしみ」には“ヒカリノアトリエ”が全面サポートに入っているのだ。
アルバム『トリトメナシ』には他にも東京スカパラダイスオーケストラ、片平里菜&Reiとのコラボも実現している。
過去にレコード・CD総売り上げ2億3,000万枚を誇るモンスターバンド“ピンク・フロイド”のリーダー“デヴィッド・ギルモア”が共演を望んだり、Twitter会長がアジア系アーティストとして唯一(当時)チャランポをフォローしていたり、ギリシャではTVでもものモノマネをするコメディアンが現れるほどの人気があったりと、既に海外では注目されているこの姉妹。
チュートリアル徳井、キングコング西野、春風亭昇太、松井玲奈など、チャランポファンを公言している著名人も多数。ミスチルら大物アーティストとも活動を共にするチャランポはただの「空気」でもなければ自虐発言をするアーティストでもない、実力に裏打ちされたユニットであることは新作『トリトメナシ』が証明してくれるはずだ。
■『トリトメナシ』試聴サイト
http://avex.jp/charanporantan_toritomenashi/
■ オフィシャルHP
http://www.charanporantan.net/