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吉田山田、「Over The Rainbowツアー」〜仙台ミュージックカジノ〜!巨大ルーレットによる選曲でデビュー前に作った幻の楽曲も!

November 26, 2016 07:58

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吉田山田、「Over The Rainbowツアー」〜仙台ミュージックカジノ〜!巨大ルーレットによる選曲でデビュー前に作った幻の楽曲も!

NHKみんなのうた「日々」やカンニング竹山氏出演の高齢者詐欺未然防止キャンペーンCMソング「母のうた」で話題の吉田山田。彼らが10月21日にデビュー7周年を迎えたことを記念したツアー<吉田山田7周年記念7ヶ月7会場マンスリー企画「Over The Rainbowツアー」>の仙台公演を11月23日(水・祝)宮城・仙台Rensaで開催した。

この日のステージ上には楽曲名が書かれた大きなルーレットを設置。「〜仙台 ミュージックカジノ〜」というタイトルにちなんで、抽選で選ばれた観客にルーレットを回してもらい、出目に書かれた楽曲を演奏するという演出だ。さらにステージ目の前にVIP席が用意され、ルーレットを回した後はVIP席で堪能できるという演出。これまで「〜福岡 クレイジーワンダーパレス〜」ではライブペインティング、「大阪 〜Trick or Trick〜」では仮装ありのハロウィンライブと趣向を凝らした演出を披露してきただけあり、この日の演出にも否応なしに期待が高まる。

暗転している中、開演時間になると吉田山田とBU-NI(Key)がステージに。歓声の中、山田義孝(Vo)がタンバリンを叩き始めるとすぐさま会場も手拍子で呼応する。「ハロー!仙台!『Over The Rainbowツアー』!楽しむ準備はOK!?」「一曲目から飛ばしていくからついてきてね!よろしく!」とアップナンバー「押し出せ」からスタート。<押し出せ 押し出せ ネガティブ押し出せ>のフレーズに合わせて会場中が腕を押し上げ、吉田結威(Gu/Vo)も「頭から押し出せー!!」と会場を煽り、続く「未来」でもその手拍子は止まらず、のっけから白熱のライブを展開。キーボードの優しいイントロから「夏のペダル」へ。普段であれば、アップテンポなこの楽曲もバラードにアレンジされ、今年の8月20日に行われた「吉田山田祭り2016」を彷彿とさせるような演出に思わず会場も固唾を呑む。

yoshiyama1125_04.jpg「『Over The Rainbowツアー』〜仙台 ミュージックカジノ〜へ皆さんようこそ!」と改めて挨拶。ルーレットの演出の説明をしながら、「『メルのロボットの事』とかライブで1〜2回しかやったことないよね?」といった具合にルーレットに書かれているシングルのカップリング曲やアルバム曲、さらには音源化していない楽曲も含めて、なかなか披露されないレアな楽曲群に触れながらエピソードを語る。さらに出目にある”JACKPOT”を引き当てるとルーレット上にある楽曲だけでなく、彼らの全レパートリーの中から希望の楽曲を披露するということで会場からも歓声があがる。まずは試しにと山田がルーレットを回すと「春色バスと初恋ベンチ」で矢印が止まる。2ndアルバムの収録曲という早速選ばれた貴重な楽曲に会場からは歓声があがるも、ステージ上では必死に譜面をめくる三人の姿が。それもそのはず、この日は”JACKPOT”の演出上、全レパートリーを準備しておく必要があり、リハーサルからこの日までなみなみならぬ緊張感があったであろう。しかし曲が始まってしまえばそんな素振りは一切見せず、甘酸っぱい青春ソングに会場は温かな空気に包まれる。歌い終わると少しはにかんだような顔を浮かべながら「二人で缶詰になりながら何日も帰れずに作ったよね。」といったエピソードも飛び出した。「僕らにとっては子供たちみたいなものなのでそれぞれ性格がありながらも全部好きなんです。だからルーレットでよかったなと。自分で選べと言われても選べないので。」と曲への想いを語った吉田のルーレットは、デビューする前に吉田山田として一番最初に作った楽曲で、過去にライブ会場来場者へ特典CDとして配布されただけの、これまたレアな楽曲「サンシャイン」に止まる。ゆっくりと歌詞を紡ぐように歌い、二人の始まりとも言える歌に会場も耳を傾ける。続いてBU-NIの回したルーレットでは1stアルバム「と」に収録の「ダイジョーブ」に。吉田山田らしい真っ直ぐな言葉で綴られた応援ソングを歌い終え、いよいよ観客参加型のルーレットコーナーへ。

吉田の呼び込みと共に登場した抽選BOXにはチケットの半券が入れられ、その番号を二人が読み上げる。最初に番号を呼ばれた神奈川県から来たという20代女性。6年前に行われたイベントで二人を知ったという根っからの吉田山田ファン。出て欲しい楽曲のリクエストは「ララバイ」という彼女の出目は8thシングル「魔法のような」のカップリング曲「明日がくるよ」。見事選ばれた幸運な女性は、優しく歌う二人を緊張しながらVIP席で見届けていた。歌唱後は吉田から特注のピックをプレゼントというサプライズもあり、観客からも羨望の眼差しが送られる。続く兵庫県から来たという女性のルーレットでは4thシングル「約束のマーチ」のカップリング曲「光」。二人も思わず「最後に歌ったのいつだっけ?」というくらいのレアな楽曲のオンパレードに感嘆の声があがる。NHKみんなのうた「日々」をきっかけで知ったという地元・宮城在住の保育士からはデビュー曲「ガムシャランナー」のリクエストが。その出目はひとつ隣の「サンシャイン」に揺れ動き、カジノのようなスリルに会場も一緒に一喜一憂。同じ楽曲のため再挑戦するとそこには本日初の”JACKPOT”の出目が!「持ってるねー!”JACKPOT”ということは?」の問いにはもちろんリクエストしていた「ガムシャランナー」で答える。奇跡のような瞬間を目の当たりにした会場は思わず大盛り上がり。その興奮の渦の中、「ガムシャランナー」では総立ちとなり、拳を突き上げる。札幌から来たというファンからはまたしても「ララバイ」のリクエストが。その想いが込められたルーレットの出目は、なんと「ララバイ」の一つ隣の「希望とキャンディ」へ。神様の悪戯のような展開に会場からブーイングが飛ぶも「出た曲が可哀想だろー!」という吉田のツッコミに会場から笑いが湧き上がる。それならばと「希望とキャンディ」をこの日だけの演出として即興でバラードバージョンにして披露。信頼の置ける三人だからこそできる演奏で会場を魅了する。最後のルーレットはインターネット動画でたまたま知ったという仙台在住の女性。会場の想いも乗せて回した彼女の出目はなんと再び”JACKPOT”へ!会場のほとんどのファンが望んだであろう「ララバイ」を選び、会場からは大歓声が送られる。「ララバイ」はまだリリースされていないながらも、ライブだけでの披露でファンの心を虜にした楽曲。ルーレットコーナーの締めくくりに満を持して選ばれたこの楽曲に会場には思わず涙を流す人の姿も。

「楽しんでいただけているでしょうか?」「ここからはルーレットじゃなくて届けたい曲をお届けしたいなと思います!」と「てんてんてんて」から後半戦へ突入。会場のボルテージは一気に上がり再び観客は総立ちに。「そろそろ皆んなの声を聴かせて欲しいんだけど、一緒に歌ってくれますか!?」と「ツボミ」で大合唱に。山田もハープを吹きながら小気味良いリズムに合わせて手を叩く。「サンキュー仙台!まだまだイケるよね!?」と「イッパツ」へなだれ込み、山田がタオル片手に会場を煽ると、会場もタオルを回しながらそれに応える。声高らかに唄い、タオルを振り上げた会場は今日一番の盛り上がりを見せた。「昨日仙台に来たんだけど正直不安でした。でも来てみたらいい笑顔を見られてホッとしました。」この日の前日は東北地方で地震があり、その後に仙台入りした二人も抱えていた不安を吐露した。「今年47都道府県をツアーで回ってきて、日本中に行ったことない場所がないんですよ。最近その意味がわかるようになってきて。こんな言い方をするとあれだけど、自分たちの魂を置いてきたことに気付きました。7年目、8年目の架け橋になるツアーですけど、まだまだ足りないところも沢山あって。でもここにいるあなたに最高の背中を見せて歩いていきたいなって思っています。」と感謝と決意を述べた。「仙台で歌えることは僕らにとって改めて大事なことだと思います。」と真っ直ぐとファンに訴えかけるように「約束のマーチ」で締めくくった。


会場から送られた拍手はアンコールへと変わり、ライブTシャツに着替えた二人が再びステージに登場。山田の歌い出しから新曲「RAIN」を披露。本編ではなかなか披露してこなかったレアな楽曲を届け、アンコールでは発売前の新曲を届けるという嬉しい演出に会場からも喜びの拍手が。続けて彼らの代表曲「日々」を弾き語りで届けると、アンコールに応えて再びルーレットコーナーへ。歌い終えたばかりの「日々」で彼らを知ったという神奈川県から来た女性が最後のルーレットを回す。するとここ仙台も含め、過去に数回だけ披露されたという貴重な楽曲「泣き笑い」が出目に。これとない演出に会場から感嘆の声があがり、少し緊張しているように見えた二人もカジノという演出を見事に成功へと導いた。最後の力を振り絞り、会場を巻き込んだ「魔法のような」の大合唱で仙台公演の幕を閉じた。

「Over The Rainbowツアー」は来年の3月まで毎月1公演ずつ、全公演異なるセットリスト、演出で行う。次回12月25日のクリスマスはラブソングを主軸に届ける〜渋谷 ラブソングシネマ〜が東京・Mt.RAINIER HALL SHIBUYA PLEASURE PLEASUREにて行われる。既にチケットはソールドアウト。来年1月の愛知・愛知県芸術劇場公演は~名古屋 ミステリアスマジックサーカス~と題したライブで、ZIP-FMでオンエア中の期間限定レギュラーのラジオドラマ企画「月9ドラマを作ろう」の主題歌が披露される。他公演含めてチケットが残りわずかな公演もあるため早めにチェックしよう。

<セットリスト>
■2016.11.23「Over The Rainbowツアー〜仙台 ミュージックカジノ〜」@宮城・仙台Rensa
01.押し出せ
02.未来
03.夏のペダル
04.春色バスと初恋ベンチ 【ルーレット:山田】
05.サンシャイン 【ルーレット:吉田】
06.ダイジョーブ 【ルーレット:BU-NI】
07.明日がくるよ 【ルーレット①】
08.光 【ルーレット②】
09.ガムシャランナー  【ルーレット③/JACKPOT】
10.希望とキャンディ 【ルーレット④】
11.ララバイ 【ルーレット⑤/JACKPOT】
12.てんてんてんて
13.ツボミ
14.イッパツ
15.約束のマーチ
〜アンコール〜
16.RAIN
17.日々
18.泣き笑い 【ルーレット⑥】
19.魔法のような

<ルーレット掲示楽曲>
ガムシャランナー/サンシャイン ※未発売楽曲・ライブ会場限定配布CD収録/頑張ることに決めた/希望とキャンディ/ララバイ ※未発売楽曲/HOME/ハローグッバイ/新しい世界へ/メルのロボットの事 ※未発売楽曲/愛するキミがそばにいる/キミに会いたいな/かさぶた/SMILE/ダイジョーブ/カケラ/Wonder/旅立ちの合図/地図にない路/ごめん、やっぱ好きなんだ。/泣き笑い ※未発売楽曲/一番星/メリーゴーランド/風と雲と虹/春色バスと初恋ベンチ/ラブレター/明日がくるよ/光/ルーとナンシー/
JACKPOT ×2 ※ルーレット上にある楽曲だけでなく、彼らの全レパートリーから好きな楽曲をリクエスト可能

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