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chay、弾き語りライブ第2弾開催!新曲初披露&vol3の開催も決定!

November 3, 2016 10:30

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chay、弾き語りライブ第2弾開催!新曲初披露&vol3の開催も決定!

chayの弾き語りワンマンライブシリーズ『chay's room 〜One mic,One guitar〜』。大好評だったvol.1に続き昨日11月2日に渋谷・duo MUSICEXCHANGEにて『chay's room vol.2〜One mic,One guitar〜』が開催された。

このライブは、「デビュー前から弾き語りライブが目標の1つだった」というchayが今年9月30日に同箇所でスタートさせた弾き語りによるワンマンライブで今回が早くも2回目の開催。ステージ上に並べられたアコースティックギターやバンジョーなどの楽器はもちろん、机やソファー、ランプ、掛け時計、本やアナログレコードなど、すべて彼女自身が自分の部屋から運んできたものとなっており、“chay’s room”というタイトル通りに、chayの部屋に遊びにきたような空間が作られていた。

開演時刻が過ぎて場内が暗転すると、chayが鍵を開け、ドアノブを回す音が聞こえた。やがて、彼女が部屋に帰ってくるかのような足音に続き、ソファーの脇に置かれたアナログレコードにスポットライトがあたり、音楽が流れ始めると、chayがハイネックの厚手のセーターにデニムというカジュアルな格好でステージに登場。大きな拍手に迎えられた彼女はアコギを手にし、ソファーの真ん中に座る。

1曲目はドラマ『地味にスゴイ!校閲ガール・河野悦子』のオープニングテーマで、前回のアンコールで初披露した荒井由実のカバー『12月の雨』。11月30日にリリースされるニューシングル『運命のアイラブユー』のカップリングに収録された音源では’70年代にユーミン・サウンドを支えたバンド、“ティン・パン・アレー”のメンバーであり、はっぴいえんどの鈴木茂氏がプロデュースした洗練されたアレンジとなっているが、この日はアコギ一本での演奏。情景描写に優れた歌詞の言葉1つ1つを丁寧に噛みしめるように歌い、彼女の歌声そのものの響きの良さを再確認させられるパフォーマンスとなっていた。

観客に向けて「chay's room vol.2へようこそ!短い時間ですが、楽しんでいってください」と挨拶した彼女がオリジナル曲『Twinkle Days』のイントロを弾きだすと、客席からは早くもクラップが巻き起こった。最初のMCでは、本ライブのコンセプトを説明し、「みんなも緊張していると思うけど、私も緊張してます」と苦笑いし、「本当に私のお部屋に遊びにきたような気持ちで、リラックスして聴いてもらえたらいいなと思います」と語った。デビュー前の路上ライブでよく歌っていたというシンディ・ローパー『True Colors』と8枚目のシングル『それでしあわせ』のカップリングに弾き語りで収録されていたデズリー『You Gotta Be』を情感たっぷりにグルーヴィーに歌い上げた。

ここからは観客が入場時に配られたメッセージカードに記入されたリクエストに応えるコーナーへ突入。セットリストを決めずに、その時の気分で歌いたい曲を歌うのが本ライブの大きな魅力の1つ。「大ファンでライブにも足を運んでいます。この曲も大好きです」という秦基博『ひまわりの約束』に続き、「ツイッターやインスタグラムでのリクエストも多かった」というテイラー・スウィフト『Mean』ではソファーから白い椅子に移動し、バンジョーをプレイ。前回、好評だった12弦ギターに続き、多才ぶりをみせた。また、彼女がデビュー前から歌ってきたオリジナル曲で、『nineteen』と未音源化の『together』には多くのリクエストが集中したそうで、お客さんの拍手の数で決めることに。拍手の大きさは半々だったが、前回、『together』を歌ったこともあり、この日は『nineteen』をチョイス。「歌手になる夢を目指してがむしゃらに走っていた19歳の頃に書いた曲です。ギターを始めたのも同じ歳でした。ギターを通して葛藤していた思いも入っています」と語り、迷い続けた日々を蹴散らかすのようにアコギをかき鳴らし、悩みを吹き飛ばすかのように高らかに歌い上げた。歌い終え、「歌っていて懐かしい気持ちになりました」とコメントすると、客席から「お願い」の声が上がり、『together』も披露。さらに、「遅ればせながら映画館に観に行って、終始号泣した」という映画「君の名は。」の主題歌の1つであるRADWIMPS『なんでもないや』を選曲。一転して、アカペラでつぶやくように歌うと満員の観客はその歌声に静かに耳を傾けていた。

リクエストコーナーが終わると、「実の姉に向けて書いたウエディングソング」だというニューシングル『運命のアイラブユー』のリリースについて語った。同盤の3曲目に収録されているバラード『私がいるよ』について、「作りたてホヤホヤで最近、出来上がった、私が初めてピアノで作った曲になってます。裏テーマとして、私が一人でジャズバーで歌ってるイメージ」と制作秘話を明かし、スペシャルゲストして、『私がいるよ』をアレンジした兼松衆を呼び込み、レコーディング時と同じく、彼の演奏でピアノの前に立って初披露し、客席の涙を誘った。chayといえば、明るくポップなイメージが思い浮かぶが、<大丈夫、あなたには私がいるよ>と語りかけるように歌うその歌声には、深みと包容力があり、アーティストしての新たな一面を見る思いがした。

chayの「ここからもっともっと盛り上がっていきたいと思います!」という声を合図に、ライブはいよいよ終盤へ。テイラー・スウィフト『We Are Never Ever Getting Back Together』からThe Jackson5『I Want You Back』のカバーでは手拍子とコール&レスポンスが巻き起こり、ドラマ「デート〜恋とはどんなものかしら〜」の主題歌としてヒットした『あなたに恋をしてみました』では会場が1つとなっての大合唱となり、大きな盛り上がりの中で本編の幕は閉じた。

アンコールの声に応えて再び部屋に戻ってきた彼女が、「早速、次回のvol.3が決定しました!」と発表すると、観客からは割れんばかりの拍手が起きた。次回の会場はMt.RAINIER HALL SHIBUYA PLEASURE PLEASUREで12月26日の開催ということで、「1日遅れのクリスマス・ホームパーティーにしたいと考えてる」とのこと。さらに、10月23日に迎えた自身の26回目の誕生日について話を始めた。「最近、幸せなことがありました。誕生日は学園祭でライブをしていて。誕生日にみんなの前で歌っていることは幸せだったんですけど、ファンの皆さんにサプライズでお祝いまでしてもらって。今日はそんなみんなへ、日頃のありがとうという感謝の気持ちを込めて歌いたいと思います」と語り、幸せをテーマにした『それでしあわせ』をピアノの弾き語りで感情を込めて切々と歌い、「今日は本当にありがとうございました。またみんなに会えますように」と“vol.3”での再会を誓い、笑顔でステージを後にした。


■「chay's room vol.2 ~One mic,One guitar~」SET LIST
01. 12月の雨(荒井由実)
02. Twinkle Days
03. True Colors(Cyndi Lauper)
04. You Gotta Be(Des'ree)
05. ひまわりの約束(秦基博)
06. Mean(Taylor Swift)
07. nineteen
08. together
09. なんでもないや(RADWIMPS)
10. 私がいるよ
11. We Are Never Ever Getting Back Together(Taylor Swift)
12. I Want You Back(The Jackson 5)
13. あなたに恋をしてみました
EN1. それでしあわせ


■ オフィシャルHP
http://chay.jp/

■ chay Web Shop『My Closet』
http://shop.chay.jp/

  インフォメーション

chay’s room vol.3~One mic,One guitar~day after“Christmas Party!!”

12月26日(月)
19:00開場 / 19:30開演
Mt.RAINIER HALL SHIBUYA PLEASURE PLEASURE

チケット代:¥3,500 税込(ドリンク代別¥500)
問い合わせ先:HANDS ON ENTERTAINMENT TEL03-5468-8613(平日11:00〜18:00)

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