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ハナレグミ × フジファブリック LIVEレポート!

September 16, 2016 19:30

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ハナレグミ × フジファブリック LIVEレポート!

都心の会場ながら、ステージには小さな椰子の木の鉢植えが置かれ、ジャングルの中のオアシスのような設え。スタッフも水色ベースに赤い花をあしらったお揃いのアロハシャツ。フジファブリック、ハナレグミを待つ会場中に、肩の力を抜いて楽しもうというムードがあふれていた「J-WAVE×HOT STUFF LIVE OASIS」。

場内が暗転して「こんばんは!」とまず登場したのは、ライブMCを務める渡辺祐。そして客席からも「こんばんは!」が返され、「いいお返事でありがとうございます! さすが、フジファブリック、ハナレグミのお客さん(笑)。この日の模様がラジオでオンエアされるから歓声のデシベル上げめでいきましょう」と、盛り上げてからフジファブリックを呼び込みました。

フジファブリックは、1曲目の「LIFE」からヴォーカル・ギターの山内総一郎が「トーキョー!」と声を上げ、1階スタンディング席はサビで左右に手を振って応え、2階席は全体がゆらゆら揺れます。「最高の雰囲気ですね」「今日は特別な日になるんじゃないかな」と、リラックスした雰囲気のMCをはさんでから、思い切りダンサブルな2曲を立て続け、ここで完全に会場は一体になって大盛り上がり! メンバーとのやりとりの中で「今日は歴史的な夜になるよ」と、山内はまた口にします。そして「若者のすべて」でダメ押し。まるで熟練のDJが緩急つけて構成したかのような、8曲のセットリストをやり切ってステージを後にしました。

舞台上でアロハ姿のスタッフたちが忙しく立ち働くセットチェンジを経て、渡辺祐が再登場。「なぜこの2組が選ばれたのか、わかった。それは『いい曲』しかないから」という、この日のライブの最大の魅力を端的に表すひと言を言って、ハナレグミを呼び込みました。

その呼び込みに、「どもー」と言いながら陽気に登場するハナレグミ。「大安」、「オアシス」とほぼフラットで白い照明つけっぱなしのなか、ここにいることの幸せを実感させてくれるような演奏と声が、心地よく響きました。ラテンファンクな「無印良人」へとつないで、感極まった「タカシーー」という野太い声援には「そうです! タカシです、タカシなんです!!」と応え、場内は爆笑。そんな和やかな余韻も残るうちに「深呼吸」。しかも、歌い終わって自ら「この夏の最高得点、出たんじゃない?」。バックにキーボード、ドラム、ベースを従えつつ、会場の声を聴き、いじり、語り、歌う。もしフジファブリックがDJだとしたら、永積崇は寄席のベテラン芸人のような時間を作り出しました。

お互いのライブ中のMCで、実はそれぞれへのリスペクトと思いを語っていた、フジファブリックとハナレグミ。アンコールでは、1本のマイクを4人で囲んでフジファブリックの「ルーティーン」、ハナレグミの「家族の風景」をアコースティックで披露。さらに、この日のために「喫茶店で打ち合わせして作った」という新曲を発表。これが、山内がしきりに口にしていた“歴史に残る何か”だったのか! と驚く場内。最後はスタンド席まで踊る人々であふれかえって、3時間におよぶライブが幕を閉じました。

なお、このスペシャルなセッションも含めて、ライブ音源はJ-WAVEの番組「J-WAVE×HOT STUFF LIVE OASIS SPECIAL」(オンエア:9月19日22:00から/ナビゲーター:渡辺祐)でもたっぷりお伝えします。

Photo by 仁礼 博


■ オンエア情報

番組名:J-WAVE×HOT STAFF“LIVE OASIS”SPECIAL
放送日:2016年9月19日(月・祝)20:00~21:45
ナビゲーター:渡辺 祐

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