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安田顕、映画「俳優 亀岡拓次」公開記念!バースディ特別試写会で顔を食べられる?

December 1, 2015 12:20

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安田顕、映画「俳優 亀岡拓次」公開記念!バースディ特別試写会で顔を食べられる?

2016年1月30日(土)より公開となる『俳優 亀岡拓次』。「最強の脇役」と言われ、日々日本全国津々浦の現場をめぐる俳優「亀岡拓次」を演じるのは、今「日本一チケットが取れない」といわれる人気演劇ユニットTEAM NACSのメンバー安田顕。安田と言えば、現在 TBSドラマ「下町ロケット」でも話題沸騰中。映画にドラマ・舞台に引っ張りだこの個性派俳優であり、『龍三と七人の子分たち』『ビリギャル』『みんなエスパーだよ!』ほか話題作で強い印象を残し、今、最も注目を集めている俳優のひとり。そんな安田が12月8日に42歳の誕生日を迎えることもあり、11月30日(月)東京・ヒューマントラストシネマ渋谷にて『俳優 亀岡拓次』公開記念!バースディ特別試写会が開催され、 舞台挨拶では安田顕、麻生久美子、横浜聡子監督が登壇した。

まずは安田から「平日の昼間にも関わらず、こんなに沢山の方にお集り頂き、ありがとうございます。123分の映画ですけれどきっと楽しんでいただけることだと思います。」と挨拶。『ウルトラミラクルラブストーリー』(2009年)で横浜監督作品への出演経験がある麻生に対し安田は初出演。緊張したと語るも「亀岡は欲のない朴訥とした人間ですが、私自身、欲の塊ですからね。」と会場を笑わせた。更に「監督の言っていることが分からなくなったんです。“口をパクパクさせてください”とか、“くしゃみは、ぶわっしょいにしてください”とか!途中から完全にブーたれちゃったんですよ。」と、意味不明と思われた監督の演出エピソードを軽妙なトークで語り続ける安田。しかしその捲し立てるようなユーモア溢れる口調に、麻生は隣でずっと笑いっぱなし。とうとう安田が「何がおかしいんだよ!」とツッコミを入れ、会場、出演者とも大爆笑。麻生は「こんなによく喋る方でしたっけ?」と、やはり笑いながら一言。居酒屋シーンがメインの麻生は、現場で安田と真面目な話はしたものの、寡黙な印象があったのでこんなに明るく喋ることに驚いたと言う。

また、試写を観た安田は「自分が出ている出ていないではなく、横浜監督の世界観や色に圧倒されまして、最後は面白れー!ってなっちゃいまして。こんな面白いものは是非皆さんに観ていただきたいということと、やっぱり監督に対して失礼だったなと。どうもすみませんでした!」と頭を深々下げ、横浜監督へ陳謝。そのパフォーマンスに再び笑いが起こるなど、常に会場は笑いっぱなし。「亀岡拓次」は色々な役を演じる為、安田にも毎回違っていて欲しいという想いで演出をしていた横浜監督は、「作品として繋がったものを観た時に、見事に違っていたんです。安田さんの気持ちやテンションがカメラに正直に映っていて、それがすごい“亀岡”なんですよね。役者亀岡にまさにピッタリです!」と絶賛。そう語る横浜監督の魅力を訊かれた麻生は「こんなに小さくて可愛らしいのに、すごいカッコいいんですよ!自分の意志がしっかりあって、どんな大御所の役者さんにもちゃんと伝える。そこを曲げない印象が『ウルトラミラクルラブストーリー』の時からあって、今回もそうだったのでそれが私はすごく嬉しくて、“やっぱりカッコいい監督だな”と思い、ついて行きたいと思いました。」と語った。

この日はクリスマスに近いということもあり、ステージには「亀岡拓次」仕様のクリスマスツリーも飾られており、それぞれのクリスマスの想い出話へ。高校生の頃にテレビで放映された映画『君は僕をスキになる』を観た安田は、ロマンチックな映画の影響もあり、当時好きだった女の子をクリスマスに誘ってみようと、雪が降る夜に家を抜け出し彼女を誘うも、見事にフラれたエピソードを再び軽妙なトークで語った。それを見ていた麻生は「私…面白くない話しかないんですが」と苦笑しながら、子どもの頃、欲しいオモチャが載っているチラシに印をつけて壁に貼っていたのに、一度も希望のプレゼントを貰えることがなかったと、幼少時代のエピソードを披露。「今となっては、何で一回くらい買ってくれなかったんだろう。」と、不満顔に安田も思わず笑う。「クリスマスってやっぱり悲しい想い出なんですね…。」と言う横浜監督は、独りで飲み歩く亀岡拓次の気持ちを体現し安田に伝えるため、昨年のクリスマスイブは独りで呑み屋に行き「すっごい寂しくて死にそうになりました。」と、やはり悲しいエピソードで会場を爆笑させるが、もみの木を買ったという麻生は、今年のクリスマスについて「これから飾り付けをして、家族でパーティーをしたいと思います。」と、最後は暖かい話でクリスマスのエピソードを締めくくった。

更に12月8日は安田の42歳の誕生日。サプライズで「亀岡拓次」(安田)の顔を描いた特製バースデーケーキが用意され、「ヤスケンさん、お誕生日おめでとう!」と会場の全員が声を揃えて安田を祝福。「ありがとうございます。すごいですね、これ!」と感動する安田、ケーキを客席にも見えるように掲げると、クオリティの高さに大歓声が沸き起こった。顔が描かれていることで「これ、食べづらいですね(笑)。」と言う安田だったが、安田は口、麻生と横浜監督は目を食べ、顔はどんどんと削られながら安田も「おめでとう、僕。」とパクリ。安田は「42歳になって目と口を食べられてしまいましたが(笑)、自分が主役だと思う時ってなんだろうと考えると、やっぱり誕生日だと思うんです。自分が主役だと感じられる誕生日をこうして祝っていただき、全国公開としては初めての、脇役だけど主役の映画の試写で、Wの主役という感じがして本当に感謝しております。1月30日公開です。麻生さんはじめ、豪華なキャストが揃っています。どうぞよろしくお願いします!」と、安田の感謝で舞台挨拶は終了した。

Text&Photo:秋山昌未


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  インフォメーション

映画『俳優 亀岡拓次』
2016年1月31日(土)テアトル新宿ほか全国ロードショー


出演:安田顕 麻生久美子 宇野祥平 新井浩文 染谷将太 浅香航大 杉田かおる 工藤夕貴 三田佳子 山﨑努
監督:横浜聡子『ウルトラミラクルラブストーリー』
原作:戌井昭人「俳優・亀岡拓次」(フォイル刊)
音楽:大友良英「あまちゃん」
製作:『俳優 亀岡拓次』製作委員会
配給:日活
(C)2016『俳優 亀岡拓次』製作委員会

【STORY】
亀岡拓次、37歳独身。職業は脇役メインの俳優。“最強の脇役”ぶりで仕事が途切れることはないが、プライベートは安い居酒屋を一人飲み歩く地味な生活。そんな亀岡がロケ先で出会った飲み屋の女将・安曇に恋をして・・・。世界的巨匠からもオーディションの声がかかり、脇役人生に大きな転機が訪れるのか・・・・・・?不器用だけど愛すべき亀岡拓次が巻き起こす、ユーモアあふれるハートフルな物語。

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