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野宮真貴、渋谷に復活したHMVでバニラビーンズと世代を超えた"超・渋谷系"の共演!

November 21, 2015 21:30

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野宮真貴、渋谷に復活したHMVでバニラビーンズと世代を超えた"超・渋谷系"の共演!

11月11日にリリースしたニュー・アルバム『世界は愛を求めてる。~野宮真貴、渋谷系を歌う。~』が、オリコン・ウィークリー・アルバムランキング、ジャズ部門1位(2015年11月23日付)を獲得した野宮真貴が、本日21日(土)、渋谷・HMV&BOOKS TOKYOにてインストア・イベントを開催。野宮の大ファンと公言するアイドル渋谷系・バニラビーンズも登場し、音楽プロデューサー坂口修氏とのトークショー&ミニライヴに、300名を越えるファンが盛り上がった。

HMV渋谷店は1990年代前半、“渋谷系”の発信源として重要な役割を担うも、2010年8月に惜しまれつつ閉店。しかし日本上陸25周年を迎える今年、新たにHMV&BOOKS TOKYとして11月19日(木)に再び渋谷に帰ってきた。野宮真貴と言えば、ピチカート・ファイヴ三代目ヴォーカリストであり「元祖渋谷系の女王」として90年代に渋谷系カルチャーの音楽・ファッションアイコン。現在も音楽活動に加え、ファッションやヘルス&ビューティーのプロデュース、エッセイストなど多方面で活躍中なので、女子からは絶大な人気を誇っている。

定刻通りイベントがスタート。野宮真貴と音楽プロデューサー坂口修氏が登場すると、 オリコン・ウィークリー・アルバムランキング、ジャズ部門1位になったことを発表。 野宮自身1位初獲得ということもあり、会場からは大きな拍手が贈られた。 野宮と坂口は30年来の付き合いだが、2012年にバート・バカラック来日公演で坂口氏と久々に再会。ちょうどその年、デビュー30周年の野宮がセルフカヴァーアルバム『30 〜Greatest Self Covers & More!!!〜』をリリースし、この先どういう楽曲を歌っていこうか思案している時期だったことから、バート・バカラックをはじめとしたカヴァーアルバムを企画。「野宮真貴、渋谷系を歌う。〜野宮真貴“渋谷系”スタンダード化計画〜」というプロジェクトを打ち出し、ライヴも開催。今月13日(金)、19日(木)、20日には【野宮真貴、渋谷系を歌う−2015−。~Miss Maki Nomiya sings Shibuya-kei Standards 2015~】と題したビルボード大阪・ビルボード東京でのライヴも大成功を収めたばかり。

ニューアルバム『世界は愛を求めてる。~野宮真貴、渋谷系を歌う。~』では、いわゆる “渋谷系”と言われた楽曲以外の曲も収録されている。“渋谷系”というカルチャーが最も盛んだった90年代から、約20年の月日が経った今「“渋谷系”の音楽もスタンダードナンバーとして歌えるんじゃないか?」という発想で、90年代にヒットした“渋谷系”音楽だけでなく、 インスパイアを受けたバート・バカラックや、ロジャー・ニコルスなど60、70年代の音楽も“渋谷系”のルーツとしてカテゴライズ。更に細かく分析する中でプロデューサーなどを辿っていくと、“渋谷系”に繋がる基点があることから荒井由実の「中央フリーウェイ」や 松田聖子の「ガラスの林檎」なども収録されていると、野宮と坂口は語った。そして、ピチカート・ファイヴの楽曲をT-Palette Recordsのアイドルが歌うアルバム『アイドルばかりピチカート -T-Palette Records×KONISHI yasuharu-』にも参加したバニラビーンズが、同日開催のワンマンライブのリハーサルを中断して、大好きな野宮の為に会場に駆けつけた。リサは野宮の髪型が内巻きと外巻きになっていることに気付くと、「これはあえてなんですか?」と質問。お洒落な野宮らしい演出に感動すると、野宮も「(二人の髪型を)融合したの。気付いてくれて嬉しい。」と笑顔を見せた。

バニラビーンズは2009年にピチカート・ファイヴの「東京は夜の七時」をカヴァー。(2010年にはアルバム『VaniBest』にも同曲を収録)そこで初めて“渋谷系”の存在を知ったと言う。リサは「当時を知っている方々からは、懐かしいと言っていただきましたが、私たちからすると新しい音楽でした。メロディも歌詞も映画みたいな世界で、どこを切り取っても写真のようでキラキラしているのが、 “渋谷系”の特徴だと思う。気持ちが明るくなる音楽で大好きです。」と語った。坂口は「当時から知っている人からすると、“渋谷系”という言葉にアレルギーを持っている人もいらっしゃいますが、それぞれの “渋谷系”があるのでそういうことを取っ払って、こういう素敵な作品がエッセンスとして詰まった楽曲の名称として “渋谷系”という言葉をこれからも使っていきたいと思っています。併せて20代の若い方々も聴いてくださるきっかけになると思います。」と、今回のアルバムや “渋谷系”についてコメント。リサは今回の野宮のアルバムに対して「生きているうちに沢山の音楽を聴くと思いますが、その中で自分にとっての大切な作品は何枚しかないと思う。今回の野宮さんのアルバムはその中の1枚。素晴らしい作品をありがとうございます!」と熱弁。 バニラビーンズはデビュー8周年目の試練として、11月18日に発売したシングル『女はそれを我慢しない / ビーニアス / lonesome X』の11月末日出荷枚数と、来年発売のアルバムの発売月末日の出荷枚数合計が15,000枚売れない場合、ユニットが解散となるということがあり、野宮もシングルを掲げて「みなさん、よろしくお願いしまーす。」と応援した。

ライヴでは「東京は夜の七時」を野宮とバニラビーンズで共演。一緒に歌うのは2年ぶりとのことだが、息もピッタリのパフォーマンスをみせた。更にこの曲に関しては撮影OKということもあり、楽曲と共に会場はヒートアップ!その後バニラビーンズは退場。野宮はアルバムのタイトルナンバー「世界は愛を求めてる」を披露。こちらも大人のムードで会場から大きな拍手が沸き上がり、インストアライヴは終了した。

photo by:hajime kamiiisaka
text by:masami akiyama



■ 野宮真貴 公式SITE
www.missmakinomiya.com

■ アルバム特設SITE
www.universal-music.co.jp/nomiya-maki

■ バニラビーンズ 公式SITE
http://www.flowerlabel.jp/vanillabeans/

  関連画像

  リリース情報

野宮真貴
「世界は愛を求めてる。〜野宮真貴、渋谷系を歌う。〜」

2015年11月11日発売

-収録曲-

M.01 東京は夜の七時(小西康陽)ピチカート・ファイヴ
M.02  WHAT THE WORLD NEEDS NOW IS LOVE バート・バカラック
M.03  LOVE SO FINE ロジャー・ニコルズ
M.04 或る日突然(山上路夫/村井邦彦)トワ・エ・モア
M.05 中央フリーウェイ(荒井由実)荒井由実
M.06 ドリーミング・デイ(大貫妙子/山下達郎)ナイアガラ・トライアングル
M.07 オー・ハニー(中西保子)スクーターズ
M.08 ガラスの林檎(松本隆/細野晴臣)松田聖子
M.09 音楽のような風(EPO)EPO
M.10 ラテンでレッツ・ラブまたは1990サマー・ビューティー計画(小山田圭吾/小沢健二)フリパーズ・ギター
M.11 パリの恋人/トーキョーの恋人(小西康陽)観月ありさ
M.12 ぼくらが旅に出る理由(小沢健二)小沢健二
- Bonus Track -
世界は愛を求めてる
[“WHAT THE WORLD NEEDS NOW IS LOVE”日本語ヴァージョン 日本語訳詞:小西康陽]
全13曲収録

世界は愛を求めてる。〜野宮真貴、渋谷系を歌う。〜

初回生産限定盤

UICZ-9056 / 3,700円(税抜)

世界は愛を求めてる。〜野宮真貴、渋谷系を歌う。〜

通常盤

UICZ-4336 / 3,000円(税抜)

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