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suzumoku

地元再訪第一編:ああ無限

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93日深夜1時からお送りしました、スズモクのレギュラーラジオ、

 

静岡K-mix“レイニードライブ

 

 

 

『アイ・ラブ・シズオカ』のコーナーでもお話ししましたが、

 

先月静岡の実家に、数年ぶりに、お盆に、帰省しました、鈍行で。

 

 

 

新幹線だとあまりにあっけないのです。

 

両親は元気でやっているのかとか、

 

数少ない地元の友達も帰っているだろうかとか、

 

町は変わったのかなぁとか、

 

特別意識しなくても乗ってしばらくしたら、自然といろいろ考えたり、

 

想像したり妄想したりするわけです帰郷の電車というのは。

 

ただこれが新幹線、特にひかりに乗ると

 

 

 

 

 

(あぁ、両親は元

テン、テレレレン、テン、テン、テン、テレン”…まもなく、シズオカ

 

 

 

 

 

そんなものなのです。

 

1時間少々ですから、もしSNSアプリを開いたら乗り過ごします。

 

鈍行ならば長くみて4時間、もしゲームアプリを始めたらバッテリーが切れます。

 

本を読もう。

 

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実家でお線香をあげた後、

 

エッシャーの世界 に行ってきました、静岡市美術館に。

 

 

 

「スズモクは時々絵も描くけど好きな画家とかいるの?」なんて、

 

なかなか訊かれませんがもし訊かれたら答えるのは三人。

 

 

 

ダリ、マグリット、そしてエッシャー

 

 

 

個人的に思う絵画界の完璧トリオです。

 

専門学生時代、夜な夜な画集をめくっていました。

 

 

 

今年7月に世田谷ものづくり学校というところでFCイベントを行ったのですが、

 

その校舎の廊下にエッシャー展のポスターが貼ってあったのです。

 

これは行かねばと思い詳細を読んだら静岡市美術館だったのです。

 

 

 

 

 

そうです、帰郷の一番の理由はエッシャーです。

 

東京でやっていたら帰っていなかったかもしれません。

 

家族は相変わらず元気で、

 

若干迷惑そうな顔もしてくれたので良かったです。

 

 

 

ところで静岡市美術館、静岡駅の目の前にありましたが、初めて行きました。

 

この美術館、美術館として独立した建物ではなく、ビルの中にあるのですね。

 

広くて綺麗な庭園とかは無いのですね。

 

でも僕はそういうの別にいいのです、絵を見に来たので。

 

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最終的に

 

 

 

エッシャーの絵を人はどう観て楽しんでいるのか

 

 

 

という人間観察をもって世界から離脱しました。

 

人はエッシャーの絵を、一目見て感心し、異変に気付いて近付き、

 

そして唸り、少し離れて観て半笑いをしながら首をかしげる

 

まるで知恵の輪やパズルを解く様に、または組み立てる様に

 

 

 

初期は風景のものが多いけれど(けれどもかなり緻密)、

 

後半はもう精神と数学を掛け合わせた世界で、

 

下絵的なものも、もはや絵ではなくまるで設計図

 

なんというか、内側へ、内側へ、と感じました。

 

 

 

皆列をなして眉間にシワを寄せては間近で観て唸って、

 

完全にエッシャーのモノクロでインフィニティなパターンにメビウスリング。

 

 

 

僕も、もうすっかり考え過ぎたのか立ち眩みに似た感覚を覚え、

 

エッシャーと言えば的な作品群が出てくる後半~終盤をすっ飛ばしました。

 

そしてまたこの美術館が白い四角と黒い直線のモノクロなデザインで、

 

一瞬「出口は、どこだ?」と本気錯覚

 

というか

 

 

 

出口とは

 

 

 

 

 

また別の空間への入り口ではないのか

 

 

 

 

 

ああ無限

 

 

 

 

 

 

 

緻密で、繊細で、妙に怖い、けれど、くせになる怖さ

 

この感覚、そういえば曲を作っている時ともよく似ているなと気付かされました。

 

 

 

このエッシャーの世界、静岡巡回を終えて現在は北海道、

 

札幌芸術の森美術館にて1016日まで開かれているそうです。

 

是非一度吸い込まれてみてください。

 

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そして、もちろんエッシャーだけではなく、

 

帰省して改めて静岡、特に地元のものも色々と見てきましたので、

 

再びラジオとの連動で、このコラムにも写真を交えて紹介していきます。

 

 

 

また、静岡に限らず皆さんそれぞれにとっての地元も、

 

お聞かせください、ラジオメッセージお待ちしています。

 

 

 

 

 

 

 

さて、スズモクのライブですが、

 

今月はもうすぐ愛知と京都にて三日連続ライブがあります。

 

99日:愛知、名古屋“TIGHT ROPE”

HACO-ACO Special TIGHT ROPE 15th anniversary

出演:見田村千晴/藤森愛/suzumoku

 

 

910日:愛知、稲沢赤い屋根のカフェ take one”

acoustic café project in take one

出演:碧みき/小林拓馬/梟/suzumoku

 

911日:京都“ROOTERx

natural-born

出演:KEEWO/小倉ユウゴ/由里美奈/syoma/ポンジー/suzumoku

 

 

 

 

 

そして、10月からは自主企画ライブを三ヶ月連続で行います。

 

1014日、1118日、1222日:東京、渋谷“La.mama”

~渋谷La.mama x suzumoku 3ヶ月共同企画〜

HUMINDS

出演:suzumoku/戸渡陽太/浜端ヨウヘイ/指田フミヤ/and more…

 

 

 

 

 

最近、弾き語りのフォーム改良(?)を試みています。

このライブで発揮したいところです。

詳細はsuzumokuオフィシャルサイトを御覧ください。

会場にてお待ちしております。

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  PROFILE

suzumoku

2007年、アコースティックギターを片手に音楽シーンに突如現れ、アルバム「コンセント」でデビュー。その荒々しくも正確なフィンガリング、独自性、強烈な歌声は“オルタナティブフォーク”と形容されるシンガーソングライター。